男の痰壺

映画の感想中心です

サーカス

★★★★★ 1975年8月15日(金)  梅田地下劇場
                    1976年1月5日(月)  伊丹グリーン劇場
                    1976年1月18日(日)  ビック映劇

地上10数メートルの綱上で猿に顔面を覆われて平然と命綱を外す芸への矜持があるからこそ、この厳しいまでの孤独感の表現に納得させられる。チャップリンの作品でここまで胸抉られるラスト他に見たことが無い。しかも例外的に非情緒的で乾いてるのだ。(cinemascape)