男の痰壺

映画の感想中心です

ザ・スクワッド

★★★ 2017年1月7日(土) 梅田ブルク7シアター5
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何だか並の映画でがっかりした。
なぜかと言うとこの映画の監督のバンジャマン・ロシェという人の「ザ・ホード 死霊の大群」を俺は一まで見たゾンビ映画中で5指に入る出来だと密かに今まで思ってたからだった。
 
非常に世俗的な内容で、ジャン・レノがむかつく上司の女房と不倫してて、「皆の前じゃなくて私と2人っきりだと可愛いお目めしちゃって」なんて言われてデレデレするのだが、まあ、こっちまで赤面しそうっす。
でも、たまには、こんなこっ恥すかしいのも悪くないね。
 
あと、半ばで街中での大銃撃戦があるのだが、ここだけは突出した出来。
消費弾丸数が半端ないし、コンクリに弾が擦過する描写が丁寧で拘りを感じます。
「ヒート」のそれに匹敵するかも。
 
友愛と非情あるいはモラリズムとインモラルの垣根に無頓着なので振れ幅がけっこうに大きい。良く言えば茫洋とした風情であるがテキトー感もある。そんな中、突如勃発する市街戦の大盤振る舞いな弾数とコンクリート跳弾のソリッドなリアルだけは『ヒート』級。(cinemascape)