男の痰壺

映画の感想中心です

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場

★★★ 2017年1月14日(土) 大阪ステーションシティシネマ
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終盤でテロリストの機関銃搭載のジープが爆撃後の現場に通りかかる。
瀕死の少女を抱えた両親が懇願し彼らは機関銃を降ろし少女を運ぶ。
辛うじてのニュートラルな描写だと思った。
 
言うたら、こんな1人の少女を巡る世界観に矮小化された現状認識は余りに能天気。
アメリカサイドの2人が発信するメッセージこそ問答無用に正しい。
 
作者はクソ甘い立場には埋没していない。
ただ、商業主義に妥協した。
そんな有象無象の映画群の1本に堕しただけな映画だ。
 
武器を降してでも少女を搬送する武装勢力ニュートラルな描写に反し1人の少女を巡る世界観に矮小化された現状認識は余りに能天気。米サイドの2人のメッセージこそ問答無用に正しい。作り手は解っていて商業主義に妥協した。そんな有象無象の映画群の1本。(cinemascape)