男の痰壺

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愚行録

★★★ 2017年2月18日(土) 大阪ステーションシティシネマ11
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大学の学内ヒエラルキーなど見えるやつには見えるが関心がなければ見えない。
上昇志向からそういうものに囚われた人々を描くのはいい。
しかし、それを相対化させる一般の人々がこの映画の中には存在しない。
そこが、ものすごく気持ち悪い。
 
胸糞悪い連中を殺す…のは、まあ良しとしても、その気持ち悪さを、映画はもうひとつの要因で上塗りする。
そこには、物語を有機連鎖させる手管が不足している。
ただ、愚行の事象が並列配置されただけだ。
 
新人監督の作品だが、画面つなぎに高度に意識的な石川慶という名は記憶に値するだろう。
 
学内ヒエラルキーに囚われた人々を描くが相対化させる一般人が不在で気持ち悪い。胸糞悪い連中を殺すのは良しとしても、その気持ち悪さを映画はもうひとつの要因で上塗りし物語は有機連鎖しない。愚行の事象が並列配置されただけだ。画面繋ぎは高度に意識的。(cinemascape)