★★★ 2017年4月22日(土) 新世界国際
前作「西遊記」にもCG依存が顕現し危うさを感じていたのだが、もうここまで使いまくりでは映画に対する姿勢が怠惰だと感じる。
ババア人魚のパワーがいまいち弱いのだ。
冒頭の珍獣館の下品さは好みであり、それを一応終盤で回収してみせたのは気分的に腑に落ちます。
『西遊記』に感じたCG依存の危うさは加速し映画への姿勢が怠惰に感じる。『少林サッカー』的な女性の異形性への偏愛と笑いのめす加虐性の混在は復活したが、『カンフー・ハッスル』的な圧倒的殺戮パワーへの畏怖は減衰した。ババア人魚がパワー不足なのだ。(cinemascape)