男の痰壺

映画の感想中心です

無限の住人

★★★ 2017年4月30日(日) MOVIXあまがさき9
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冒頭の100人斬りもクライマックスの300人斬りも、まあ大したものだとは思う。
こういう長丁場の乱戦を一応はダレもせず構築し切れるのは、やはり三池しかいないと思うのだ。
だが、にもかかわらず、つまんねえ。
無声時代のチャンバラ映画を相当研究した節がある。
それがエッセンスに留まってしまったのが惜しい。
本質で新しいもんが何もない。
ルーティーンは意識はしてるんだろうが、人間ってのは安寧の中で感覚は鈍化していくのである。
るろうに剣心」とたいして変わらんじゃん…ってのは三池にとって屈辱のはずだが。
 
基本、構成が破綻している。
仇討をしたい少女の思いは逸刀流一派と公儀の確執の中で後方に置いていかれるからだ。
カタルシスが生まれようはずもない。
死なないという設定も難儀だと思う。
どーせ死なないんやし…誰でも思いますやん。