男の痰壺

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おとなの事情

★★★★★ 2017年5月2日(火) シネリーブル梅田4
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コンセプトは、ありがちと言うか食指の湧くもんでもない。
嘗めてかかって見たが、10分もせぬうちに引き込まれ、怒涛の流れに身を委ねた。
何がいいって、役者なのだと思う。
全員知りません…が。
リアクションが過剰じゃなく、でも適宜であり随所で納得なのだ。
 
演出も闊達そのもの。
マルチカメラなんだろうが、サイズの引き寄りの構成がスムーズかつダイナミックだ。
室内から室外へカメラアイが変わるタイミングなんて妙を得たもんです。
 
ほぼグッチャグチャになってしまった人間関係だが、それでもお互いをだまくらかして彼らはやってくんですなあ。
いやあ、そんなもんです。
イタリア映画らしいポジティブさ。
韓国映画なら確実に数人死んでまっさ。
 
ありがちコンセプトながら展開は怒涛。納得リアクションの役者陣と闊達な演出はサイズの引き寄りの構成がスムーズかつダイナミック。ほぼグッチャグチャになってしまった人間関係だがお互いをだまくらかしてやってく。イタリア映画らしい詠嘆的ポジティブさ。(cinemascape)