★★★ 2017年6月4日（日） ＭＯＶＩＸあまがさき９
よいよいになったウルヴァリンと要介護老人化したプロフェッサーX。
設定だけみればパロディすれすれだが、一方でものすごく魅力的だ。
見たいと思わせる。
篇中、随所でウルヴァリンはプロフェッサーを抱きかかえベッドや車や階上へ運ぶ。
介護というものが切り離せなくなった現代社会の写し画が、こういうアメコミものに登場したことは意味深い…と思う。
ただ、少女ウルヴァリンが登場し、彼女の来歴が明らかになるにつれ、期待へのテンションは又かとの失望へと切り替わってしまう。
こういう超能力研究所とかまったくもって実に通り一遍だ。
パロディすれすれ設定だが、篇中何度もよいよいになったウルヴァリンは要介護老人化したプロフェッサーを抱き抱え運ぶ。ベッドへ車へ階上の寝室へと。高齢化した現代社会の写し画として感慨深いのだが、終盤でのローラ来歴の定型展開が魅力的設定を減殺した。(cinemascape)
