男の痰壺

映画の感想中心です

白鯨との闘い

★★★★ 2016年2月16日(火) 梅田ブルグ7シアター2
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白鯨に情緒的な何かを仮託することはメルヴィルに委ね、あくまで事象としての事故要因にとどまる。高度に叙事的であり非情緒的で最良のアメリカ文学の芳香がある。そういう中で描かれた男同士の確執が最悪の逆境下で変転する展開が乾いた心地良さなのだ。(cinemascape)