男の痰壺

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ジュリーと恋と靴工場

★★★★ 2017年11月23日(木) MOVIXあまがさき8
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要所、要所で岐路に立った彼女は判断し行動するが、決断が明快で早い。
短慮というのではなく、十分に考えた選択らしくで尚早いのだ。
そこが気持ちいい。
 
したがって、スト騒動になんて関心がないが、いい男がいれば速攻ついていく。
男に声かけられて気が乗らずとも飲み会の帰りには速攻持ち帰りされる。
エッチ障壁は極めて低いのだ。
 
彼女は、冒頭、無職で登場し、ままならぬ就活で疲弊している。
なんとかパートの職を得て、そうなれば次なる目標は正社員。
そういうことが、十全に描かれているので、ラストが目が覚めるように効く。
 
フランス映画らしい、ゆるいミュージカルに見える。
しかし、年増おばさんたちは、ダンサーとしてのスキルは確かであるように思える。

 

映画の尺もあり岐路に立った彼女の決断は明快で早い。突っ慳貪だがエッチ障壁が低いのもおフランス。儘ならぬ就活で疲弊しパートから正社員へ渇望が十全に描かれてるのでラストが効く。一見緩~いミュージカルに見えるがおばさんたちのダンススキルは堅牢だ。(cinemascape)

 

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