西城秀樹の死は、曰く言い難い衝撃をボディブローのように俺に与えている。
もちろん同時代人として、10代のころTVで慣れ親しんだ人という意味も大きい。
ヒデキだって、退院後も経過診療やリハビリで通院していただろう。
でも、再発し更なる重度の障害で死に至る。
へえ…そうなんや…って思った。
それまでの入院では、死とかってあまり考えることもなかったし、年齢さえも大して意識してこなかった。
でも、今年の入院では、多少そういうことを考えたりもしたのであった。
退院後、毎日のように7種類、10錠の薬を飲んでいる。
そんなんでは、たぶん、襲いくる終焉には抗う効力は無いんやろな…って思うのだ。
ヒデキだって成人前の子供を3人かかえて、死ぬ気なんざさらさら無かったやろう。
それでも、死は唐突にやってくる。
だから、何かをどうしようって気もないけどね。
カラオケがまだスナックで歌われるのが中心だった時代。
ギャランドゥをよく歌った。
その歌の好きなフレーズ。
みんなが俺に言うぜ
あいつにゃ近づくなと
走りだした恋の汽車は
止まりゃあしないぜ!
ご冥福をお祈りします。