男の痰壺

映画の感想中心です

終わった人

★★★★ 2018年6月22日(土) 大阪ステーションシティシネマ
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まあ、俺にとって身近な問題を描いた映画ってことなんです。
が、貯金ゼロ・借金いっぱいの俺には悠々自適の日々なんて一生こないんだろう。
それに比べて、この主人公はたんまり退職金もらって、家のローンなんて完済してるし、嫁はんも子供も自立してうらやましいことこのうえないっす。
 
まあ、いろんなエピソードがつまみ喰い的にばらまかれているんですが、結構な頻度で放置される。
特にベンチャー企業の残債を肩代わりして、それでもなお1000万が未払いになる件は妻と離婚して自己破産するくらいしか無さそうなんですが、うやむやです。
母校のラグビーの試合を見に帰ったりして、一瞬、同窓生に金の無心でもするのかと思っちゃいました。
 
でも、言うなれば、人生なんて肩ひじはって生きてきて、それでも結局はとどのつま死んじゃうんですから。
適当なスローライフでいいのかもしれません。
 
この映画は、けっこう緩かったりする作りですが、そのことが前述のテーマの本質を意外についてる。
そんな風に思いました。
 
最近の中田秀夫の映画に期するものは何もない俺ですが、ちょっと見直しました。
なんだかんだ言ってもフレーム捌きとか堅実ですわ。
 
卒婚なんてほざけるのも恵まれた団塊世代で終わりだとは思うのだが、それでも噛んで含んで歩み寄る人生ってのはあるわけで、そういうスローライフもありなむと思える歳なわけで俺も、さすれば債務保証も浮気もどうでもいいやんのええ加減なネタ放置も許せる。(cinemascape)