男の痰壺

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幸福

★★★★★ 1981年10月16日(金)  伊丹ローズ劇場
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淡々とした日常の中の幼い我が子達との或いは職場の先輩後輩同僚との一見醒めた関係の下の熱量を描いて秀逸。『犬神』以降の崑第2ブーム作品中のピーク。銀残しの淡彩はくぐもった都会の日常の些細な美ををアングルで切り取り異空間化する。子役が良い。(cinemascape)