男の痰壺

映画の感想中心です

シャザム!

★★★ 2019年4月22日(月) 梅田ブルク7シアター7
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【ネタバレです】
 
冒頭、親子3人がドライブしてるとこから始まるのだが。
父親も長男も次男に辛くあたる。
何でかはわからない…が、そんなに悪い子にも見えない。
その子が長じて悪魔に取り入られて凄ーく悪い奴になる。
 
30年ほど後、人ごみで男の子は母とはぐれた。
そして、母とはその後別れ別れになって会えていない。
少年は、里親を転々とする。
母恋しいと思い続けるが、結局、彼は棄てられたのだとわかる。
彼は、魔術師に見出されて、シャザムとなる。
 
この、親に棄てられたもん同士の戦いに意味はあるのだろうか。
…なんちゃって。
意味なぞなさそうです。
 
はじめの方は、かなり面白い。
中身が子供の大人っていうコンセプトをけっこう有効に使ってるように思う。
だが、結局、それはネタ止まりに思える。
 
ワールドワイドな壊滅や支配を目論む敵に対して、ミニマムな世界しか知らない少年という設定は霧消する。
正直、中盤以降は退屈した。
 
町内が視野であるの子供と世界破壊を目論む大人の戦いに於ける認識ギャップというものが有効に活かされていないで序盤の快調は尻つぼむ。双方が親に棄てられたという来歴も大して意味ないみたい。主演レヴィはカマトトの陥穽を免れる好演だけに惜しい。(cinemascapr)