男の痰壺

映画の感想中心です

ドクトル・ジバゴ

★★★ 1981年10月3日(土)  OS劇場
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所詮はリーンが肩入れもできぬ背景としてのロシア革命だし、不倫愛の背徳性も直視せぬので、両者が乖離し強度が無い。個々のシークェンスの厚みは大層なものだが、スペクタキュラーな要素があらずもがなに思える。それでも終盤の突き放した詠嘆はクール。(cinemascape)