男の痰壺

映画の感想中心です

夕なぎ

★★★ 1981年9月9日(水) 毎日文化ホール
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男2人の間で揺れ動く女心という骨子が3角関係の微妙な空気感に紛れていく。中年の地味な市井人の心の揺れ動きをハッタリズムを廃して叙情性を押し出し描くフランス映画の伝統的王道とも思わせる。煮え切らない主人公に感情移入は出来ないが、主題曲は良い。(cinemascape)