男の痰壺

映画の感想中心です

赤い鳥逃げた?

★★★ 2019年7月7日(日) シネヌーヴォ
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といえば、70年代を代表するアイコンで、この3人の組み合わせってのが、ありそであまりないんじゃなかろか。
のであるが、藤田敏八の映画に、あまり感じ入ったこともないので期待もしてなかった。そして、やはり…であった。
 
だいたい脚本のジェームズ三木ってのもどうなんやろ。
郷ひろみのアイドル映画とかTVドラマの人って感じで、この3人にそぐわない。
 
案の定、モラトリアムなやさぐれ20代の終わりに差し掛かった原田が言う。
「俺みたいになるんじゃないぜ」
言うか?それって感じで違和感ありまくりだ。
定型的なラストの破滅もとってつけた感が救われんません。
 
ただ、ちょっとびっくらこいたのは、まだ若い桃井かおりで、出演シーンの半分くらいおっぱいポロンの上半身裸であります。必然性とかどこ吹く風。
そこだけはうれしかった。
 
モラトリアムとアウトローな末路を誂えた下町食堂の定食の趣だが、いいかげん定職につかんと俺みたくなっちまうぞーと芳雄に言わせて単なるポーズが露見。温泉宿のシロクロ撮影会の最果てが見たかった。紛い物の連鎖の中かおりのおっぱいだけが真実。(cinemascape)