男の痰壺

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ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結

★★★★ 2021年8月19日(木) 大阪ステーションシティシネマ2

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見終わった感想。

「なんだか、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』と変わんないじゃん」

どっちも人間と非人間の混成チームが敵をやっつけるって話で、2作までは許せても、もし次同じパターンをやったらジェームズ・ガンも終わりやわと思いました。

 

【以下ネタバレです】

掴みはケッサクです。ほとんど予備知識なく見たので、完全に騙されました。マイケル・ルーカーを念入りにかっこよく描写したのが効いてるし、面子も揃っている。それが…。

ってことで、ちょっと「エグゼクティブ・デシジョン」の中盤でセガールが飛行機から中空に放逐された衝撃を思い出してしまいました。

 

まあ、そのあと色々ありますし、決してダメとも思わないが、掴みでマックスまで上がったテンションは緩やかに下降していくだけでした。

特にラットキャッチャー2のファザコンネタとポルカドットマンのマザコンネタは、もうその手のパターンは食傷だと思った。

 

ジャンル映画として高度な達成だとは思うが、掴みでマックスまで跳ね上がったテンションはそれを超えることなく緩やかに下降し続ける。緩急の匙加減の無さもあるが刹那感の決定的不足も要因か。ファザコン&マザコンな出自も映画を湿らせるし食傷でもある。(cinemascape)

 

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