2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧
★★★ 2008年4月5日(土) 新世界国際劇場 嫉妬や怨嗟や虚栄心や絶望や苦渋などのエモーションは時制の解体や変奇な装置や超現実への越境や多くのギミックに埋没してしまった。そんななら寧ろ演出は不要だったかもだ。物語が確実に内包していた生々しいパッシ…
★★★★ 1991年10月12日(土) キリンプラザ大阪 全く馬鹿馬鹿しいまでにお気楽天国を謳歌するバルドーが問答無用に初々しく、となればストーリーに曲球は不要とばかりに素直に可愛らしい。ノワール系パージュのモノクロームとトローネルの細緻で大仰な美術が平易…
★★★ 2008年3月13日(木) 梅田ブルク7シアター3 反復される時間軸が徐々に伸延される様には快感がある。ただテロリズムの本質を私利に堕させる浅薄な展開や権力への従順な盲信や場違いな親爺の勘違いヒロイズム等又かとうんざり。手法には茫漠とした混沌の…
生年:19777/03/14 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com
生年: 1922/11/15没年: 2015/01/10 kenironkun.hatenablog.com
★★★★ 2021年8月15日(日) シネヌーヴォX 敵対する2つの村があって、深い渓谷が互いの行き来を阻んでおりました。双方の村の男の子と女の子が渓谷越しに互いに興味を持ち、興味は好意に、好意は恋心へと。 とまあ「ロミオとジュリエット」みたいなもんです…
★★★ 1991年10月13日(日) 新世界国際劇場 中途半端なコメディ色が邪魔な一方、ユンファは又もやの独り善がりな気障演技に浸って何ともチグハグだ。アクションも手緩い。それより、百恵の「さよならの向こう側」。嘗て数多の女達が唄っては嫁いで行った曲にひ…
★★★★★ 2008年3月22日(土) TOHOシネマズ梅田10 全てが腑に落ちたお爺ちゃんの時代は去りベトナム世代も時代から置かれていく。独自の論理と倫理が跋扈する時代に老兵は夢の残骸を語るしかない。コーエンピークの緊迫のミニマリズムにオープンな西部風…
★★★ 1991年10月6日(日) ホクテンザ1 半チクな題材で、主役の3人にキレが無く、ホラーとしてもコメディとしても見所は無いが、家族を残して死んだ男の悲哀のようなものがそこはかとなく出ていて捨て難い。全ては『社葬』に続いて緒形と組んだ吉田日出子に負…
生年: 1929/02/07 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com
生年:1927/11/24 没年:2014/02/24 kenironkun.hatenablog.com
★★★ 2021年8月8日(日) 新世界国際劇場 いったい何を描こうとした映画やねん。 と思えてしまうのは、起こったことへの批評や考察が見受けられないから。 アメリカのアフガニスタン制圧によるタリバンとの闘いで最も苛烈だったらしい「カムデシュの戦い」を…
★★★ 2008年3月22日(土) テアトル梅田2 序盤のセクト勃興史は、あたかも深作『代理戦争』の如しで快調だが、物語が山に入ってからは停滞。今更のこういう永田や森なら伴明『光の雨』の方が鮮烈だった。愚直なまでの若松は支持したいが現代に訴求させる多面…
★★★ 1991年10月13日(日) キリンプラザ大阪 醒めた視線は良いのだが、バルドーが夫をそんなに愛してるようにも見えなげで基本設定が成り立たず上滑る。本質下世話な主筋に付加されたバックステージもの映画へのオマージュも陳腐そのもの。特にラングの映画中…
★★★ 2008年4月5日(土) 新世界国際劇場 嘗て『ミス・ワイコフ』が孤独の果てに越境した地平は2キャラに分断され扇情性を失った。にも関わらず途中でどうも高尚な映画でも無さそうと気づいたのだが、なら決定的対決のカタルシスへと導くのが常道だろうにそ…
生年:1933/02/16 没年:2022/12/08 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.c…
生年:1976/09/13 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com
★★★★ 1991年10月19日(土) 毎日文化ホール 抑制の効いた逆ロリータであるにしても、一種清々しいまでのこのさばけ方は生半可ではない。それがヴァルダやバーキンの生き方をこそ投影している点で通常の物語よりリアリティは一段の高みに達している。身内総出演…
★★★★ 2008年4月5日(土) 日劇会館 どうみたって立派な詐欺師の話をどっかピカレスクなダーティヒーローみたく橋本忍が描き佐田啓二が演じるのが時代を思わせ笑える。まあいい。終盤の伊藤の涙は紛れもなく本物だし、何と言っても役者力のガチンコ味。三井で…
★★★★ 1991年10月20日(日) 新世界国際地下劇場 冷戦も終わろうかというのに、又2人はベトナムとアフガンの亡霊を背負ってるというのに、そんなのは無関係に何故か男の闘争本能だけでがむしゃらに闘うというのが、サバけてて突き抜けたものを感じる。時事認識…
生年: 1973/12/17 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com
生年:1959/12/13 kenironkun.hatenablog.com
★★★ 2021年8月15日(日) シネヌーヴォX 中高生の頃、安倍公房が好きでよく読んでたのでこの原作も読んでると思うけど全く覚えてません。 ・貧苦のなか縫製の内職をしていた母親が糸になって糸車に巻き込まれてしまう。 ・その糸が加工されてジャケツになる…
★★★ 2008年4月10日(木) TOHOシネマズ梅田1 キング最高作にも匹敵する終末感が横溢する序盤。しかし、無理矢理な純愛野郎と友情仲間たちの道行きにザーメン臭さを感じて退く。ビルやヘリ上からの俯瞰映像の圧倒的臨場感。しかし、一人称縛りの手法は時…
★★★ 1991年10月19日(土) 毎日文化ホール 人の深部を抉るにビデオという魅力的媒介がアイデアに留まり映像的にも物語を転がす上でも充分に活かされたと思えない。又アングロとラテンが結局収まるべきとこに収まるのが構成としては逆だと思う。排他的保守思想…
★★★ 2008年4月5日(土) 新世界国際劇場 何の新味も刺激もない今更の題材で、時制をシャッフルする編集も意図不明の小賢しさだが、執拗に我が子を探し求める母ものとして神経症的ムーアや狂気のフォスターをキッドマンが3馬身差でぶっちぎった。そのクール…
生年: 1981/12/29 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com
生年: 1941/07/28 kenironkun.hatenablog.com
★★★★ 2021年8月19日(木) 大阪ステーションシティシネマ2 見終わった感想。 「なんだか、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』と変わんないじゃん」 どっちも人間と非人間の混成チームが敵をやっつけるって話で、2作までは許せても、もし次同じパターン…
★★★ 1991年10月20日(日) トビタ東映 解体を旨とする作家が堅牢な構築に統べられ行儀は良いが平凡。なのにそれを良しとしない諧謔味が寧ろ邪魔にさえ感じ漫画チックなカット割りが浮いている。極右化しゆく青春の行く末をこそ清順流で示唆すべきが、そこは新…