男の痰壺

映画の感想中心です

映画1940

偉大なるマッギンティ

★★★★ 2023年12月10日(日) プラネットプラスワン プレストン・スタージェスの監督デビュー作だそうだが、展開のスピード感と平気でジャンルをドテンするよな思い切りは最初からだったんですね。ただ、思い切り良すぎて語るべきものも切り捨ててしまった感が…

チャップリンの独裁者

★★★★ 1973年11月24日(土) 新聞会館大劇場 独裁者パートは時間に追われる設定がスピード感を煽りギャグ積載量も豊富で澱むところ無くチャップリンの潜在悪意が垣間見える際どさ。その分そう悪くもない床屋パートが凡庸に見えてしまうが、恒久平和をベタベタに…

西部の男

★★★★ 2022年9月19日(月) プラネットプラスワン ウォルター・ブレナンのロイ・ビーン絶品とか言ったって当たり前すぎて面白くもないので、敢えてゲーリー・クーパーの腹芸も喰われてないくらいに味があると言ってみたい。 ブレナンが、いつもの憎み切れない…

果てなき船路

★★★ 2022年4月24日(日) プラネットプラスワン ジョン・フォードの作品だが、先般見た「逃亡者」でも感じた救われない閉塞感を本作でも感じた。てことは、こういう行き詰まりの救われなさに作家魂をフォーカスする志向はフォードの例外的な一面ではないんだ…

レベッカ

★★★ 1986年2月22日(土) 梅田東映ホール ヒッチとしてはストーリーに従属してる感があるが、それだけ原作の趣向は確固たるものだった。マンダレイの美術と家政婦アンダーソンの死者への隷属。ポイントさえ押さえれば映画は成立する。ただ、フォンテーンの儚い…