男の痰壺

映画の感想中心です

チャップリンの独裁者

★★★★ 1973年11月24日(土)  新聞会館大劇場

独裁者パートは時間に追われる設定がスピード感を煽りギャグ積載量も豊富で澱むところ無くチャップリンの潜在悪意が垣間見える際どさ。その分そう悪くもない床屋パートが凡庸に見えてしまうが、恒久平和をベタベタに謳いバランスをとる。食えない野郎だ。(cinemascape