映画1932
★★★★★ 1998年10月24日(土) 動物園前シネフェスタ2 焼跡の残滓も生々しく先行真っ暗な戦後不況真っ直中の日本でも、子供は純粋且つ強靱であり女房は優しく包容力があった。信じ難い理想郷を見たという驚きに充ちた驚愕の90分間。緩やかに移動するロングシ…
★★★★ 1994年7月31日(日) ACTシネマテーク 彼等は孤絶した世界の規範に基づき断罪を行うのが、そこには似非人道主義的胡散臭さが微塵も無く、躊躇なく論理的に帰結するだけ。ブラウニングは彼等の世界の内部へと融解し共に哄笑する。そう言う風にしか撮れ…
★★★★ 2020年3月15日(日) プラネットスタジオプラス1 びっくりするくらいに、ド直球の不倫よろめきドラマで、80分の中尺にそれ以外の枝葉をつける余地もない。時代が変わっても男と女のすることに変わりはないってことですな。 本作の肝は、ジーン・ハー…
★★★★★ 2019年10月5日(土) プラネットスタジオプラス1 その昔、俺が少年のころ、今は亡き淀川長治がラジオで映画を語る番組があって、たまに聞いていたのだが、そこで、この映画のことを随分と熱く語っていた記憶がある。 まあ、内容は忘れたが、タイトル…
★★★★★ 2019年8月4日(日) プラネットスタジオプラス1 今ではあたりまえのように使われる作劇の骨法、「グランドホテル形式」の語源となった、いわば始祖である。 始祖っていうのは往々にして、そのトピックだけが形骸として残り作品的価値は劣化してるもの…
★★★★ 2019年1月26日(土) プラネットスタジオプラスワン びっくりするくらいの単細胞映画で、そういう意味で突き抜けている。 要は女房の友達と浮気してバレてどうしょっかってことのみなんです。 それだけじゃ保たないと思ったかどうか、随所で主演シュバ…
★★★ 2018年8月18日(土) プラネットスタジオプラスワン カール・テオドアドライヤー。 映画史的に評価が高い監督だが、どうもしっくりこない。 俺と相性が悪いんだろう。 ずいぶん昔に「裁かるるジャンヌ」と「奇跡」を見てるが、どっちもしっくりこなかっ…
★★ 1979年3月11日(日) SABホール 片っ端から世の不文律を破壊し勝手気儘に物事を成せばアナーキーだとでも言うのだろうか。この親爺の生き様には全く快感も共感も得られなかった。どれだけルノワール的な川と光で全篇が彩られていようともだ…。 (cinemasc…