男の痰壺

映画の感想中心です

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

007 カジノ・ロワイヤル

★★★ 1995年1月5日(木) 扇町ミュージアムスクエア 意図して壊れるのはあざといが、これは意図せぬのに完璧に壊れてしまった代物で今日日のマニュアル的な製作過程では絶対に生じない作品だということは認める。しかし、だから面白いかと言えば然に非ずと言う…

上海異人娼館 チャイナ・ドール

★★★ 2001年1月9日(火) キリンプラザ大阪 キンスキーとイリエによって演じられる元ネタ部分と寺山お手盛りの天井桟敷他日本人俳優により演じられる市井人部分が完全遊離し失敗。日本語で演じられる中国人ドラマは興を削ぐことこの上なく無用の夾雑物だ。自信…

チェーン・リアクション

★★★★ 1996年12月15日(日) 徳山国際シネマ 所を変えつつ品を変えの途中までのパノラミックで先が読めない逃避行の展開は佳品『逃亡者』の変奏バージョンでこの監督の真骨頂だろう。往年の『007』的試みを再構築したかのようでもある。序盤のド派手さに比し…

マイケル・カーティス Michael Curtiz

生年:1886/12/24没年:1962/04/10 kenironkun.hatenablog.com

ヘンリー・セリック Henry Selick

生年:1952/11/30 kenironkun.hatenablog.com

サム・レオン Sam Leong

生年:/// kenironkun.hatenablog.com

スリ

★★★★★ 2000年11月17日(金) シネマアルゴ梅田 撮影と美術と音楽が静謐に抑制されブレッソンを想起させさえする。黒木が仕掛けた老盟友原田・石橋とのトライアングルが熟成の味を醸し出し、脇を彩る新旧の役者がこれ又ピンポイントで良い味を見せまくる。底辺…

インデペンデンス・デイ

★★★ 1996年12月8日(日) 徳山国際劇場 カタストロフの予兆から発端まではやはり巧い。エメリッヒ深部の終末観は基本悲観なのだと思う。が、それが迎合的に米国万歳アジで竹槍で戦車を撃退可かのような無理くりの楽観を装う商売人気質をギャグ化寸前で寸止めさ…

妻は告白する

★★★★ 2001年1月20日(土) テアトル梅田2 通常の増村映画の若尾扮する論理に立脚したクールなキャラとは正逆な女主人公なのだが、それはそれで徹底的に押しまくる増村演出は良しとしても、冒頭の肝心な山岳描写がこうも陳腐では興醒めだ。果てまで行きつく加…

大谷健太郎 Kentaro Ohtani

生年:1965/11/14 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

アンヌ・フォンテーヌ Anne Fontaine

生年:1959/07/15 kenironkun.hatenablog.com

バド・ラッキー Bud Luckey

生年:1934/0/28 没年:2018/02/24 kenironkun.hatenablog.com

バンド・ワゴン

★★★★ 1995年1月12日(木) パラダイスシネマ アステアとチャリシーが反目しあいながらも惹かれ合う。そういう設定が両者のギアの噛み合わなさが引っ掛かりしっくり来ない。歌やダンスは「バックステージもの」の必然として浮世に内在化され楽屋落ちは世界を収…

漂流街 THE HAZARD CITY

★★ 2000年11月14日(火) ワーナーマイカルシネマズ東岸和田7 外国人カップルが日本人ヤクザに追われるという設定なら、情に棹さすにせよ非情に突き放すにせよ物語強度が要件と思うが、プロットの遊びにかまけてる三池演出が不快。主演2人も弱かった。一方で…

夜がまた来る

★★★★ 1995年1月28日(土) 森小路ミリオン2 ルーティンワークのプログラムピクチャ(cinemascape) kenironkun.hatenablog.com

井口奈己 Nami iguchi

生年;1967/12/04 kenironkun.hatenablog.com

アンソニー・アスクィス Anthony Asquith

生年:1902/11/09没年:1968/02/20 kenironkun.hatenablog.com

フレデリック・シェンデルフェール Frederic Schoendoerffer

生年:1962/10/03 kenironkun.hatenablog.com

日本俠客伝

★★★★★ 2000年12月27日(水) 日劇会館 至福とでも言うべき充実感がある。多数の素晴らしい役者たちがジオラマのように配置されたミディアムショットの安定感にはため息しか出ない。健さんが良いのは当然だが予想外の錦之介のニヒリズムには心底泣いた。(cinema…

ロリータ

★★★★★ 1995年1月21日(土) 扇町ミュージアムスクエア キューブリックは少女愛にも中年男の転落譚にもさほど関心は無い。状況の流転を冷めた悪意で見つめるだけ。今となっては陳腐な物語をそれでも通用するものにしているものがあるとするならセラーズの存在。…

カオス

★★★★ 2000年11月20日(月) テアトル梅田2 正直凄く面白いアイデアでもないし中田演出は中谷美紀からエロスを抽出しようと躍起になっているが未だ力量不足の感がある。だが、もどかしいほどの遣り切れなさが横溢し随所でヒッチ乃至は伝統的ファムファタ-ルへ…

ジェーン・カンピオン Jane Campion

生年:1954/04/30 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

マット・ディロン Matt Dillon

生年:1964/02/18 kenironkun.hatenablog.com

フィリップ・マルチネス Philippe Martinez

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秘密の森の、その向こう

★★★★ 2022年10月11日(火) シネリーブル梅田4 少女が森で遭遇する不思議譚ってことで、正直こういうのは食傷なのだが、それでも見て良かったと思いました。 セリーヌ・シアマの実力に関して「燃える女の肖像」だけでは未だ懐疑的だった俺ですが、こりゃも…

評決のとき

★★★★ 1996年12月28日(土) テアトル徳山Ⅱ 演出・脚本・撮影と秀でたネームバリューは無いのだが物語に対する確信的な自信が画力と艶を付与してる。オーソドックスな語りのダイナミズム。良質な役者と的確な演出とが合致すると映画は十二分に素晴らしい。無駄…

新・仁義なき戦い。

★★★ 2000年12月2日(土) 天六ユウラク座 原シリーズが集団劇のマスヒステリーから望まずとも個の対立が浮かび上がるのに対し本作は冒頭から物語を規定してしまい定型化してしまってつまらない。曽根晴美等の旧世代と小沢を筆頭とした新世代の織りなすコラボが…

デイライト

★★★ 1996年12月21日(土) 徳山国際シネマ 久方ぶりに現れた正統派パニック映画の芳香。しかし見るうち次第に芽生えた疑念が確信へ変わる…パクリやん。しかし演出はシュア、がキャラもプロットもまんま。しかし演出は骨太、が臆面なく恥知らず。揺れ惑うにせよ…

スパイク・リー Spike Lee

生年:1957/03/20 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

カート・ウィマー Kurt Wimmer

生年:1969/03/09 kenironkun.hatenablog.com