男の痰壺

映画の感想中心です

2014-01-01から1年間の記事一覧

映画 2014

正月明けに見たアンゲロプロスの旧作「エレニの旅」で打ちのめされ、ドン詰まりの我が運命を何とかする縁もなく、エレニのように運命に流され茫漠の終末日本で朽ち果てるかと思われた1年。 辛うじて生きてはいるが、もはや、労苦に苛まれた肉体は各所から変…

菅原文太

健さんを追うように文太も逝った年の瀬。 映画史的に、ひとつの時代の終焉を感じさせる出来事であった。 文太を初めてスクリーンで観たのは高校生の頃、「犬笛」という映画であった。何故、見に行ったのか今となってはわからない。文太目当てでなかったこと…

高倉健

「八甲田山」「幸福の黄色いハンカチ」が公開されたのは中3のときであった。両方とも映画館で見たが今いちと感じた。 これが、俺の高倉健初体験だったと思う。 その後、「野生の証明」「冬の華」「駅 STATION」「海峡」など懲りもせずに見に行ったが全て今…

2重のダメージは人を死に近づける

少し前にコーエン兄弟の「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」という映画を観た。 「八方塞がり行き場無し」になってしまった男の物語。 身に沁みる映画だった。 「八方塞がり行き場無し」になってしまった経験がある男はわかる映画だと思う。 1989年…

寂寥

まあ、駄文っちゃあ駄文だったんですが。 それでも、2年分の(最近はめったに書きもしませんでしたが)積み重ねが何の前触れもなく無くなっちまいやがったんじゃあヘコみます。 いや、日記ページ閉鎖のお知らせは受け取ってたんでしょう。 仕方ありません。…