映画2005
★★★ 2015年1月27日(日) トビタシネマ 連綿と軌跡を重ねてきたアメリカンカップル・オブ・イケてるセレブものの常道を1歩も踏み越えるものではないが、「非情」エッセンスが適度に加味されキャメロンやハーリン以後を感じさせる。楽しんじゃってる感も一応…
★★★ 2005年5月14日(土) 梅田ブルク7シアター7 ファッションとしての60年代米カウンターカルチャーのパロディならムカつくが、ドラッグ依存下の「愛」への妄信的確信とトリップによる表面構造の破壊が一貫し、これは結構本質を衝いている。これをノンシャ…
★★★ 2005年7月9日(土) 梅田ブルク7シアター6 日常に突如襲い来る非日常の切り込まれる手際の鮮やかさと倍加するカタストロフの怒涛の展開には確かにテロが対岸の火事で済まなくなった時代を表象して傑作。しかし、だからこそ、後半では原作の枷を外し同時…
★★★★ 2005年8月15日(月) 動物園前シネフェスタ3 シラケ感が抑制を与えガールズバンド的一生懸命的ダサさを相殺した点は買うが、仮初めにも、それは熱い思いと化学反応を起こし何かに転化するべきで、こうも並列配置に終わったのでは限界を感じたりもする。…
★★★★ 2005年7月23日(土) 梅田ブルク7シアター1 悪への転向過程があの程度の物語じゃ納得できぬし、元々予定調和に欠落した円環を補完するのみの物語に殊更の感興も覚えないが、全編ゴテゴテと画面の隅から隅まで遣りすぎ位に何かを飛ばし填め込み大概ウン…
★★★★ 2005年8月15日(月) 新世界国際劇場 これがイ・ビョンホンですか…確かに恰好いいっすな。ヨン様は理解を超えててもビョン様はわかる気がします。ただ俺としては、そういう男前野郎のプロモを技を尽くして淡々とこなすキム・ジウンも好きなんです。一塵の…
★★★★★ 2005年8月19日(金) 梅田ピカデリー1 絶対零度の期待感で観始めたが、河童の「差別すな!キュー」で世界は鮮やかに転倒。そこからは一気呵成にバカ騒ぎに巻き込まれた。内輪の狂騒はスクリーンを隔てて容易には観る物に遡及しない。これはレアケース。…
★★★ 2005年9月3日(土) 梅田ピカデリー2 ぶれない思想軸を持つのは北鮮工作員(中井)とダイス工作員(勝地涼)のみであり、ポーズにせよ日本国体の現状を撃つと言うのなら、グダグダ言わずに東京都内にミザイルをブチ込め!2人のインサートされる背景描写…
★★ 2005年9月17日(土) ナビオTOHOプレックス5 ロックウェルとマルコヴィッチの突出した怪演に辛うじてドラッグカルチャーの残り香があるが、あとは出し遅れの間延びしまくったフラワーカルチャーの残滓。この時代錯誤な脳天気さには嫌悪感すら覚える。…
★★★ 2005年8月15日(月) 新世界国際劇場 オーランド・ブルームに誰もが夢見て成し遂げ得ない恒久平和を達成できるカリスマが微塵も感じられないので萎えまくる。万座を圧するべきクライマックスのアジテーションは台詞読んでるだけ。スコット演出はときに細密…
★★ 2005年8月15日(月) 新世界国際劇場 折角の多角的な複合事件を設定しながら錯綜するサスペンスの醸成が全く出来ていない。単視眼的な構成であり初源的カットバックさえもろくすぽ使い方を知らんようだ。何より泣き虫ガキが相手では本気汁を分泌さえできな…
★★★★ 2005年10月15日(土) 梅田ブルク7シアター6 徹底してマッチョな騎士道精神を描くことで一貫しており、容赦のない絶対悪を設定してのサディスティック・バイオレンスに呵責が無いことも一貫している。漫画的幼児性も漫画なのだから納得させられロドリゲ…
★★ 2005年11月5日(土) 梅田ピカデリー3 下手で下世話な『ドッペルゲンガー』な『8 1/2』。しかも、無防備に自己陶酔した廉価な自己模倣で彩られて尚更救われない。登り詰め得た処から落ちることへの怯えは傍目に恥ずかしくとも真摯に直視すべきでスカした…
★★★★★ 2006年2月18日(土) ホクテンザ1 ここ迄来たかのCGへの感嘆と予想外の守旧的カット繋ぎがもたらす映画的ダイナミズムが同居し小憎らしいまでに巧い。同時代的回顧イズムと「今」をを問う意味付けも勿論考えたが、突き抜けたのは疾走感の表現。疾走…
★★ 2006年4月21日(金) シネリーブル梅田2 隔絶された2人だけの理想郷が何十年も煌き続けるにしては、恋の形成過程が早急に過ぎるのを始めそこでの心理的駆け引きが薄い。代りに写真のように綺麗なだけの風景描写を積み重ね自己満足している。アン・リー…
★★★ 2006年3月24日(金) トビタシネマ 敢えて「グリム兄弟」と題したのにエッセンスとしてさえ介在ざれぬ「童話」。その時点で遣る気の無さが匂いたち退く。成功作『スリーピー・ホロウ』の記憶冷めやらぬ時期の同工異曲2番煎じゴシックホラー。唯一、高所…
★★★ 2006年2月6日(月) ホクテンザ1 殺戮の加担者たることと家族を思う良識人であることのアンビバレンツを突き詰めるににしては踏み込みが浅く表層に流れ過ぎ軽い。もっと悪魔的にブラックにデフォルメしたジョークとして撮られるべき題材と思う。(cinema…
★★ 2006年4月21日(金) ナビオTOHOプレックス3 笑いも泣かせも底が浅すぎて観客を嘗めてるのかとさえ思うし、ロビーのセットと他のロケシーンの繋ぎに違和感があり過ぎる。どんな規模とグレードのホテルやねん。美術設計をしてないんちゃうかと思う。…
★★★ 2006年3月24日(金) 新世界国際劇場 ジム・キャリー恒例の1人遊び芸満載の他愛のないコメディ…と言うには失業後の展開が切実に過ぎ笑うに笑えない。ただ、女房のティア・レオーニが軽やかに一緒に落ちていってくれるのが救い。価値観を共有できる夫婦…
★★★★ 2006年6月10日(土) シネマしんげき1 『シンドラー』の時代とは違い明快な答を出せない題材を選択したスピルバーグの立ち位置が物語的には苦しい。テロルの連鎖を断ち切る答は無く詠嘆的に鎮魂するしかない…というのは在り来たりと思う。随所の唸らさ…
★★★ 2006年6月10日(土) シネマしんげき1 安定感のあるオーソドックスな画面構成には好感を持ったが、心理サスペンスの趣で開始された物語は謎が解き明かされる後半になるにつれ脚本の在りえない穴が露見されドッチラケ感が漂う。『フォーガットン』との類…
★★★ 2006年6月14日(水) 新世界国際劇場 天才のことは凡人には解らないという一貫したポリシーを貫けば主人公の煮え切らないような解らなさにも芯が通るのだろうが、それでは誰も見たいと思えないものになるジレンマ。父への思いや姉との確執が妥協の産物か…
★★★★ 2006年7月22日(土) シネマしんげき1 導入での幽玄の極致とも言うべき女神の御宣託に規定された物語は、牛の大群で心のスイッチを切り替えれば後は成り行きを堪能しつつ見届けるだけ。そして、3人の男女の生な心の揺らぎに思わぬところから心を射ら…
★★★★ 2006年7月22日(土) パルシネマしんこうえん 少なくとも登場人物としては語り部たる西洋が介在せず日本・京都の中で完結する物語をアジアの看板女優3枚が支配する点、それがハリウッドの潤沢な資本で精緻な再現が試みられた点で2重3重のアンビバレ…
★★★ 2006年8月12日(土) 新世界国際劇場 まあ何一つ目新しいことも無いのだが、スティーヴン・ファンはジャッキーの隠し子に違いない…とそんなことばっかり思いながら見ていたので話なんかどうでも良かったとも言える。しかし、体技はジリアンちゃんにも負…
★★★ 2006年8月19日(土) テアトル梅田2 どうにも華やいだ雰囲気を演出が醸し出そうとしてあざとい感じがする。オカマとして生きて行くからって無理にでも華やいでいないといかんわけじゃなかろうにと思う。しかも意識して軽薄であろうとしてる訳じゃなく天…
★★ 2006年8月19日(土) 新世界国際劇場 人は一旗揚げて万能感に支配されると、こういう妄想を思い描いてしまうのであろうか…。苦節の時代の自分を投影し天与の恩恵に授かり幸福を得る。人生はそんなに甘いもんじゃないってのはベッソン以外の全員が知ってい…
★★★ 2006年8月12日(土) 新世界国際劇場 自己陶酔ギリギリのキザな様式世界には些か鼻白みつつも徹頭徹尾一貫して姿勢を貫徹するさまに多少心動かされもするが、矢張りどこかで退いてしまう。序盤の切り返しを多用したカッティングが魅せるのとジウォンちゃ…
★★★★ 2006年8月19日(土) 新世界国際劇場 話は単純な方が良い。「クローゼットの怪物」というシンプルな骨子を若干の枝葉を絡ませただけの捻りのない話。あとは演出で押すという矜持が伺える。スティーヴン・ケイは『追撃者』で感じた小手先の鼻持ちならな…
★★★★ 2006年9月19日(火) 梅田ガーデンシネマ1 何も今更と思う「罪と罰」現代版焼き直しを何の捻りもなく提示されてもとも思うが、敢えて言うなら米片田舎と英上流階級の文化と階級の相克をこそ提示したかったのではないだろうか。何をやっても巧いのだが…