映画2017
★★★★ 2019年1月5日(土) シネリーブル梅田1 冒頭、民族臭の濃い室内のダンスシーンにまず魅せられる。 「屋根の上のバイオリン弾き」がちょっと思い浮かんだりしたが、このタイトルバックは次のシーンには連関しない。 アルゼンチンに住む老人が、子供たち…
★★★★★ 2018年12月16日(日) テアトル梅田2 これは、cinemascape のある方の評点をみて見に行ったが、本当に傑作であった。 今でも、俺の脳裏に異郷のアパートの部屋で孤独に打ち震える、がたいのデカい男の姿がよみがえるのだ。 【以下ネタバレです】 この…
★★★ 2018年12月16日(日) シネリーブル梅田4 何かとんでもないことが起こってるらしい。 メディアや隣人から伝え聞いて外に出てみたら、確かに空気が違っている。 胸騒ぎがする。 これは、ロス暴動のときの住宅地の雰囲気を描いた映画。 …ではないよな。 …
★★★ 2018年11月17日(土) TOHOシネマズ梅田4 俺は「レオン」という映画にちょっと気持ち悪さを感じている偏屈野郎なので、小さな女の子を引き取ってる強面探偵っていう設定は鬼門のはずなのだが、大丈夫だった。 女の子が小さすぎたのもあったし、その…
★★★★ 2018年10月18日(土) シネヌーヴォ フィリップ・ガレルの映画は初見。 だが、脚本ジャン=クロード・カリエール、撮影レナード・ベルタってのは弩級の大所である。 これは、ニンフォマニアの女を愛人にしちまった中年男の話。 男は大学教授で女は教え…
★★★ 2018年9月27日(木) シネマート心斎橋1 ナ・ホンジンの2作(「チェイサー」「哀しき獣」)で主演をつとめたキム・ユンソクとハ・ジョンウの3度目の対峙作。 なんて見方は、本質からずれているのだろう。 それでも、この中盤でほとんど消える検事のジ…
★★★★ 2018年9月8日(土) 大阪ステーションシティシネマ7 あまりに短気すぎるやろってところに違和感がある。 これでは、諍いの根底に根ざす民族的な問題がフィーチャーされる前に個人の特殊性に起因することになる。 と、見始めた当初は感じたのだが展開が…
★★★★★ 2017年7月26日(木) TOHOシネマズ梅田5 俺の小学生時代。 TVのスポーツ中継は野球・ボクシング・相撲・プロレスが中心だった。 そんななか、たまたまやってたテニスの試合でキング夫人という名前を覚えた。 夫人という呼称を何故つけるのか違…
★★★★ 2018年7月22日(日) シネリーブル梅田4 映画配給会社(?)の有能社員でカンヌ映画祭に仕事で来ている女性がいきなりクビになる。 街中の小さなブースみたいなところで仕事をしているキム・ミニがファーストカット。 これは、ラストショットのアパー…
★★★★ 2018年7月15日(日) 大阪ステーションシティシネマ5 敗戦に至る何日間かを描いてるのだが、意外なほど醒めた視線だ。 もっと情緒過多なのかと思ったが、分析的で怜悧。 わかっている結末に向けての単線構造を、ほぼ夾雑物無しで突き進む。 知略も戦略…
★★★★ 2018年7月15日(日) TOHOシネマズ梅田5 病気が題材の映画も子供がメインの映画も好みではない。 だけど、この映画は見てよかったと思った。 言うなれば一種の理想郷を描いたもの。 で、そのことを映画は観客に信じ込ませることができるかが正念場…
★★★ 2018年7月7日(土) シネリーブル梅田3 どうも、前作の「カフェ・ソサイエティ」から撮影を担当しているヴィットリオ・ストラーロが今いちに思われる。 アレン作品の撮影監督はどっちかというと硬質な画作りをする人が多かった気がするのだ。 初期のゴ…
★★★ 2018年6月22日(土) シネリーブル梅田4 刹那な時間(1日)が何か決定的な刻印を記憶に残す。 こういうのは、ウォン・カーウァイ的なコンセプトなのであって、ホン・サンス的ではないように思える。 しかも、彼女にとって、それがそれほどに印象的な1日…
★★★★ 2018年6月22日(土) 大阪ステーションシティシネマ4 まあ、俺にとって身近な問題を描いた映画ってことなんです。 が、貯金ゼロ・借金いっぱいの俺には悠々自適の日々なんて一生こないんだろう。 それに比べて、この主人公はたんまり退職金もらって、…
★★★ 2018年6月22日(土) シネリーブル梅田4 女性の主人公と振り回される周囲を描いている。 そういう意味でホン・サンス系譜上では「ソニはご機嫌ななめ」の変奏バージョンに見える。 酒を酌み交わしのグダしゃべりがシネマ・ヴェリテ風の逸脱と自走を始め…
★★★★ 2018年6月7日(木) 梅田ブルク7シアター4 【ネタバレです】 金槌で殴って殺すってことで、陰惨でゴアなものを予想していたが皮膚感覚な残虐描写は無い。 それが、良いか悪いかは終盤で腑に落ちる。 母親を惨殺された主人公が2人の侵入者のうち1人…
★★★ 2018年5月27日(日) MOVIXあまがさき2 正直、リドリー・スコットの新作に何かを期待しようという気はもうない。 「ワールド・オブ・ライズ」あたりまでは、職人化したとは言えナウを表出するセンスは持ち合わせていた。 ように思うのだが、最近は…
★★★★★ 2018年5月12日(土) 梅田ブルク7シアター5 何十年も映画を見続けていると、いわゆる天才子役ってのに食傷気味である。 だから、ブルックリン・キンバリー・プリンスって長ったらしい名前の女の子も、もちろん巧いし可愛い。 のだが、だから?…って…
★★★★ 2018年5月12日(土) 梅田ブルク7シアター6 なんだか、本当に描くべき多くのことが欠落した映画にも見える。 のだが、演出の押し出しの良さがあって勢いで寄り切られた感じだ。 ワイドサイズのスクリーンにミディアムで正対された対象は一見、自信は…
★★★★ 2018年5月12日(土) シネリーブル梅田2 中学生が夢想しそうな物語が、本当にそういう夢想の帰結に向かう。 なんじゃそりゃ…と一瞬思った。 だって、こんなん男にとって(女にとっても?)美味しすぎる話やんか。 最強の共通関心事で他者介入の余地な…
★★★★ 2018年5月13日(日) MOVIXあまがさき5 「仁義なき戦い」への言及が見られたので予断があった。 のだが、所詮これは、やっぱり警察小説なのであった。 暴力団同士の抗争はあるが、ど真ん中にそれがあるわけではない。 であるから、終盤までは物足…
★★★★ 2018年5月6日(日) シネヌーヴォ 上映が始まり、16ミリフィルムの質感もだが、フィルム傷に堪らない郷愁を覚える。 朝の釜ヶ崎をチャリで走る主人公の女性を延々長回しで追う。 その、「場」の空気がダイレクトに伝わる臨場感はフィルムならではだと…
★★★ 2018年4月14日(土) シネリーブル梅田3 「ヒューゴの不思議な発明」と同じ原作者のものであるらい。 あの映画も、俺は全くダメだったが、これもイマイチです。 どうも、原作者はメカニカルな意匠に関心が高いらしく、今作でも博覧会に出品されたニュー…
★★★★ 2018年4月14日(土) 大阪ステーションシティシネマ9 チャーチルの歴史的評価を知らないので、ここに描かれたことは話半分くらいにとの抑制が働く。 だいたい、この大戦の当時の趨勢から見て、彼の判断が正しかったのか疑問だろう。 たまたま、米国の…
★★★ 2018年4月14日(土) シネリーブル梅田1 こういうことを言いたいなら、主人公の設定はどうにかならなかったのかって思う。 冒頭、刑務所に収監中の男と結婚。 男は出所後、悪行から手を引いたらしいが、それでも胡散臭い連中と付き合いがある。 女も体…
★★★★★ 2018年4月7日(土) 梅田ブルク7シアター7 子供が失踪するというモチーフ。 桐野夏生の小説「柔らかい頬」や韓国映画「シークレット・サンシャイン」を想起する。 しかし、それらのように形而上的な世界観に突入するわけではない。 あくまで、リアリ…
★★★★ 2018年4月7日(土) 大阪ステーションシティシネマ7 俺はリュック・ベッソンの「愛」に対する価値基準には余りに能天気で全く同意するわけではない。 しかし、彼の子供脳による宇宙人のイメージには目を見開かされる。 例えば「スター・ウォーズ」に出…
★★★ 2018年4月1日(日) MOVIXあまがさき11 経営の確執を本筋に絡めたことで拡散した。 正直、メリルが泥縄で経営を継いだロートルお嬢さんってことに絞ってフィーチャーした方が面白かったろう。 結局、正念場で掲載に踏み切る彼女の内部の葛藤はシ…
★★★★ 2018年3月17日(土) 大阪ステーションシティシネマ10 主人公は障碍をもつが、徹底的に虐げられてるとは言えない状況だ。 もちろん、彼女の孤独や悲哀は幾重にも描かれる。 私生活で唯一の隣人はゲイの絵描き。 職場での唯一の友人は黒人。 設定され…
★★★★★ 2018年3月17日(土) シネリーブル梅4 ミヒャエル・ハネケの最近の映画は刺激不足で、老いたなの感が強かった。 しかし、これは、嘗ての悪意全開の絶対性に加え年寄りの冷や水的な今風意匠を積極的に取り入れ、完全にモノにしたケチのつけようのない…