男の痰壺

映画の感想中心です

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ジェフリー・フリードマン Jeffrey Friedman

生年:1951/08/24 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

★★★★ 2023年11月27日(月) MOVIXあまがさき3 強固な撹乱要因を取り巻くホモソーシャルな集団を描いた点で大島「御法度」を連想するのだが、たけしの頭の中にもそれはあったと思う。あの映画のたけしと崔洋一の苦笑と冷笑まじりの傍観スタンスは、たけ…

甦る昭和歌謡 vol.22~vol.24 (動画なし3題)

Taeko Ohnuki - 軽蔑 (1980) [Japanese Rock/New Wave] - YouTube www.youtube.com Tanya Tucker - Round And Round The Bottle - YouTube www.youtube.com What You Got (Remastered 2010) - YouTube www.youtube.com 又もやの自主映画「きつねがはら」絡み…

ジェニーの肖像

★★★ 2023年11月20日(月) プラネットプラスワン 人気の高い映画で期待してたのだが、今の時代に尚ジャンルのオリジンとして突き抜けるなにものをも感じなかった。最早この手の題材は、本作の制作以降やり尽くされてきていて、始祖としての価値も揺らいでる…

ヴァレリー・ファリス Valerie Faris

生年:1958/10/20 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

松尾昭典 Akinori Matsuo

生年:1928/11/05没年:2010/07/12 kenironkun.hatenablog.com

正欲

★★★★ 2023年11月16日(木) TOHOシネマズ梅田8 【最初からネタバレです】 人とは違った性的嗜好があり、それによって孤独に陥る。ということを描くのだとしても余りに突飛な設定で現実的な生々しさが回避されている。だって、ガッキーが縄で縛られロー…

甦る昭和歌謡 vol.21

都はるみ・岡千秋 浪花恋しぐれ - YouTube www.youtube.com 何週間か前に、むしゃくしゃするからカラオケに連れてけと言われて女房と嫌がる次男と3人で行った。 正直、もうカラオケ行ってもあまり楽しくもなく、ましてや家族だけだと緊張のカケラもないダル…

ゆがんだ月

★★★ 2023年11月20日(月) シネヌーヴォ クレジットの主演・長門裕之、撮影・姫田真左久、音楽・黛敏郎という面子を見て今村の「豚と軍艦」を連想したんだけど、それに殊更の意味があるわけではない。でも、後世に名を留める留めないに分かれた両作も同じプ…

甦る昭和歌謡 vol.20

The Yellow Rose Of Texas - Mitch Miller (Video Version) - YouTube www.youtube.com 又もや性懲りも無く学生時代に撮った8ミリ自主映画「きつねがはら」で使用した曲です。 山中の編集室でケッサクを完成させたカントクはフィルムを待って東京での上映に…

私がやりました

★★★★ 2023年11月9日(木) 大阪ステーションシティシネマ5 1人の女が邸宅を出て慌てて歩いて行く。この冒頭数分間の絶妙に安定したモンタージュだけでも、ああ、この映画見に来て良かったと思わせるものがあります。「熟達の域」なる言葉をどっかの評で見…

ポール・カロリ Paul Calori

生年:/// kenironkun.hatenablog.com

サタデー・フィクション

★★★ 2023年11月9日(木) シネリーブル梅田3 女スパイのアクションものなんだとしたら物足りない出来であり、じゃあそれ以外に何かあるのか、ということだが、ロウ・イエの頭には嘗ての演劇場や演劇人たちへの郷愁があったようである。で、女スパイを上海か…

甦る昭和歌謡 vol.19

Linda Ronstadt - Desperado - YouTube www.youtube.com この曲ならイーグルスの画像を挙げるべきなんでしょうが、敢えてリンダ・ロンシュタッドにしたのは単にこっちの方が好きなのもあるんですが、この歌の歌詞が、バカな男のことをダチの男が歌ったものと…

愛にイナズマ

★★★★★ 2023年11月8日(水) シネリーブル梅田2 業界あるある話→イナズマのような出会い頭の恋→母親失踪の謎→家族の再生・再構築と話がどんどん転げていくのだが、石井裕也ノリにノッて脚本書いたんやろなと思わせる圧巻の勢いがあります。まあ、終盤の家族…

甦る昭和歌謡 vol.18

[ スローバラード ] 忌野清志郎 (1976 LIVE 京都) - YouTube www.youtube.com 1、2週間前の夕方、テレビをつけると清志郎のドキュメントの再放送か何かをやっていて、その中で矢野顕子がインタビューで、あの人ほど歌詞を一字一句明瞭に歌う人はいなか…

ゴジラ -1.0

★★★★ 2023年11月5日(日) MOVIXあまがさき5 新宿壊滅のシークェンスしか見どころがないと思いました。そういう意味でもう1ヶ所、破壊のエクスタシーを感じさせるところがあればね。で、映画は残った時間で、ひたすらに神木のようわからん「自分の戦…

ディディエ・ポワロー Didier Poiraud

生年:/// kenironkun.hatenablog.com

甦る昭和歌謡 vol.17

The Who - Baba O'Riley (Shepperton Studios / 1978) - YouTube www.youtube.com 去年「ロックン・ロール・サーカス」という映画を見てザ・フーの演奏の凄さを改めて感じた俺なんですが、学生時代に「フーズ・ネクスト」のテープを車を走らせながら年がら年…

ワイ・カーファイ Ka-Fai Wai

生年:1962/01/01 kenironkun.hatenablog.com

キリエのうた

★★★★ 2023年10月31日(火) 大阪ステーションシティシネマ12 改めて岩井俊二の時間軸を操る脚本構成の力量を感じさせる映画だと思う。「Love Letter」や「ラストレター」でもそれは感じたが、今回は空間的な跳躍が加味される。 大過去の宮城石巻と大阪、中…

栄光何するものぞ

★★★ 2023年11月3日(金) プラネットプラスワン 1926年にラウォール・ウォルシュが映画化した原作をフォードが20年後に舞台版のミュージカルとして上演して1949年にそれを映画化したものらしい。その際ミュージカル要素はカットされた。と他の方の…

甦る昭和歌謡 vol.16

松任谷由実 - 守ってあげたい ( from Yumi Matsutoya Concert Tour 2009 TRANSIT) - YouTube www.youtube.com 学生時代に3年間ほど映画館で映写のバイトをしてまして、その映画館は2つのスクリーンがあって、片側が東宝・松竹の邦画封切、もう片方が洋画の…

ドミノ

★★★ 2023年10月30日(月) MOVIXあまがさき11 能力者と組織の戦いを描いたローバジェット・90分の映画ってことで、80年台のデ・パルマやクローネンバーグなどの作品を想起させるのだが、いかんせん見飽き聞き飽きの設定鶴瓶うちで新たな刺激もあ…

儚き日々 メランコリック・ダイアリー

人の一生の儚さを思い日々メランコリックな憂愁に耽る俺なのだが、秋という季節の1年が過ぎゆく実感がそうさせるのであろうか。体調もすぐれず、体のあっちこっちが加齢のせいもあり軋み始めているのも沈鬱な気分を倍加させる。頻尿と便秘が精神を蝕み、頭…

リリー・ウォシャウスキー Lilly Wachowski

生年:1967/12/29 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

甦る昭和歌謡 vol.15

Go-Go's - Vacation (Wild at the Greek Live '84) - YouTube www.youtube.com 恥ずかしながら、この方たちの大阪でのコンサート行きました。 以上。 蹴った風船がメンバーの頭にコツンで笑けるのが可愛いね。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

★★★★ 2023年10月22日(日) MOVIXあまがさき11 「沈黙」以降、スコセッシの映画に何一つ新たな何かを期待してない俺だが、本作はよりによってディカプリオ&デ・ニーロの共演ってこと。それによって新味の欠片もないルーティーンの極みは逆目に転じて…

甦る昭和歌謡 vol.14

【吉田拓郎】ライブ高中・後藤「落陽」 - YouTube www.youtube.com 大学1年の時、映研の部活に1人でいると3回生の某先輩が入ってきて「拓郎ええよなー」と話しかけてきた。正直、拓郎への関心ナッシングだった俺はテキトーに相づちうつだけだった。その頃…

★★★ 2023年10月21日(土) Tジョイ梅田3 相模原事件から着想を得た原作を更に石井裕也が脚色したものらしい。原作未読です。で、やっぱ本質には迫り得ていないと思いました。 俺は、あの事件を題材に小説なり映画を作るのであれば2つの切り口しかないと思…