男の痰壺

映画の感想中心です

2025-01-01から1年間の記事一覧

関ヶ原

★★★ 2017年10月11日(水) 大阪ステーションシティシネマ12 駆け足にギュウ詰めに歴史のトピックを連ねていくのはコンセプトとしては有りだと思う。 喜八が「日本のいちばん長い日」で試みたのは正にそれであった。 それの再映画化を監督した原田監督の頭…

エレクトラ

★★ 1978年4月1日(土) SABホール 荒涼そのものの風景の中で展開する本家本流ギリシャ悲劇はゴテゴテと修飾された現代演劇を太古の起源に遡るプリミティヴさで、それだけに、物語のパッションを共有できないならば只管に苦役とも思える忍従の時間を強いられ…

エリーズ・ジラール Elise Girard

生年:/// kenironkun.hatenablog.com

ギャラクシー街道

★★★★ 2015年10月24日(土) 大阪ステーションシティシネマ1 旧街道の寂れたバーガーショップの倦怠夫婦の再生譚なのだからギャグにしても寒ければ寒いほど本質に合ってる気がする。定番通りにお互いがよろめき定番通りにさやに戻る。少しだけだが感動した。…

牢獄

★★★ 2017年10月7日(土) プラネットスタジオプラス1 3重のマトリョーシカ構造で尚且つ2層目と3層目がシンクロするので予備知識なしではわかりにくい。 ただ、ペシミスティック&サディスティックなのは徹底しているし、ベルイマンが映画の語り口におい…

ハイ・シェラ

★★★★ 2015年10月24日(土) プラネットスタジオプラス1 俺の将来設計にお前はいないとか言いつつ本命に振られ即設計に組み入れちまうボギーが随分に男前だ。その演出のドライはクライマックスでも追い詰められた男を全くフィーチャーしないし、彼女にも冷徹…

アラン・ドロンの ゾロ

★★★★ 1976年1月5日(月) 伊丹グリーン劇場 暗黒街の貴公子又は根暗なナルシストのイメージがドゥッチョ・テッサリの誰憚らぬマカロニパワーで覆る。馬鹿陽気で屈折感がなく只管に楽しい。クライマックスの対決を筆頭に殺陣もケレン満載で期待以上に素晴しさ。…

デッドライン 2025

鬱陶しいしがらみを断ち切り新たな船出を。 やるぜ!やったるで。 掛け声だけかもしれんけど。 あの世への船出かもしれんけど。 kenironkun.hatenablog.com