2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 ゲロリン 酒を飲んで吐くというのは、20代では頻繁に発生し30代では稀になり40代では滅多なことでは無くなっていたのだが…。 タクシーの運転手と何かを口論して車を降り、国道43号線沿いの歩…
★★★ 2012年6月23日(土) シネリーブル梅田2 少年達が主役なので、所詮はコード内に留まらざるを得ない生ぬるさで、かと言って友情や成長といった真摯なジャンルテーマにも感度低い。外景や遠景を駆使せぬ演出は高層住宅という魅力的空間を活かし切ったとも…
★★★ 1982年7月2日(金) 大毎地下劇場 50年代ロマネスクの主要舞台であった大戦下のパリに舞台を設定し文句無しのスター2人を主演に迎えて極めつけのメロドラマになるかと思いきや、2人の男の間を揺れ動くドヌーブが何考えてるのやら解らないトリュフォー…
あれは2020年、今から20年前のことじゃ。コロナで世界が変わってしまったのじゃ。 なに、はー?よう聞こえんのお、もっとでかい声で言ってくれんと。そうじや、今では当たり前にかかって誰も気に止めないコロナじゃ。 最初の2年くらいは、皆じきに薬…
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 最近不愉快な2つの言い分 ①企業は内部留保を取り崩しても雇用を維持しろ。 派遣切りの問題に便乗した問題の本質的解決には何の論理的根拠ももたない感情論である。そもそも、経済合理性を追求すべき…
★★★★ 2012年2月25日(土) 大阪ステーションシティシネマ1 全体の半分をひたすら男と女が乳繰り合うだけに費やすという豪奢な作りに、古来より映画が委ねられた本来の時間律を想う。そして、半ばよりの怒涛のような釣瓶打ち展開のダイナミズムと最高潮での…
★★★★★ 1982年7月8日(木) 新世界東宝敷島 1992年3月22日(日) 日劇シネマ ファナティックな喜八の潜在資質が全開する桜田門外の変。導入の驚異的テンションが冷めぬままに橋本忍の手練手管の脚本を受け演出・編集が冴えまくる。『椿三十郎』と正反キャラを好演…
★★★★ 2020年7月26日(日) MOVIXあまがさき3 冒頭、ジョギング中の黒人女性が、パトカーに止められいきなり羽交い締めにされる。 今年の5月に起こったジョージ・フロイド事件を連想させるのだが、この映画は2018年の作で事件を直に反映したもので…
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 日常における映画的記憶 その1 数年前のことだが、突如晩に高熱が出て、何の熱かわからないことがあった。翌日、首のリンパ腺が腫れて気づいた。「歯や…」気が進まなかったが歯医者に行った。「親知…
★★★★ 2012年7月8日(日) MOVIXあまがさき3 正直、野次馬を巻き込んだ劇場型犯罪としての緻密な構成には遠いし、ワーシントンのキャラ設定もクールと緩さの間で今いち半端。が、一方で実行部隊のベル&ロドリゲスコンビが絶妙なダサ格好良さで随所で映…
★★★ 1982年7月5日(月) ダイニチ伊丹 定型的物語を不定形とは言え伊藤克信に解体する程の力があるわけではなく、「さあさあさあ」の掛け声を増幅させた狂騒の更なるデフォルメこそが欲しかった。ストーリーの面白さで、それなりには見せてくれるがフォトジェ…
★★★★ 2020年7月18日(土) 新世界国際劇場 ロングショットっていったいなんじゃいな。 さしたる関心もなく見たあとタイトルの意味を考えてて、なるほどこれは、PAR4のホールをホールインワンしたようなありえない恋のロングショットを決めた男の話ってこ…
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 ハケンの夕暮れ 派遣切りがスパイラルな加速度で世の中を席巻している。何とかしろの一点張りの論調が跋扈している。規制緩和が悪の元凶のように言われている。 年の暮れに寮を追い出され寒空に薄い財…
★★★★ 2012年6月23日(土) テアトル梅田1 ギャロ的自己中妄想もヘルマン的斜に構えた諦念も好きくもないが、『マッド・マックス2』的週末世界願望には共振する。虫食い女に浮気されダメさ極まるマゾ野郎には肩入れもしたいが、矢張り世界を破壊して欲しい…
★★★ 1982年7月16日(金) 毎日文化ホール チャンドラーとアルトマンの喰い合わせが問題。雰囲気身上の足し算の結果ミステリーとしてのロジックは消失。何がどうなってるのかの人間関係がさっぱり。撮影がズームと移動を使いまくりで微妙なニュアンスを形成し棄…
①亭主 ②姑 ③タレント・芸人・歌手などの同業者 ④子ども関係のPTA ここ10年くらい上沼の番組を見てきたが、トークの内容は上記の4つのカテゴリーへの攻撃がだいたい8割だと思う。 まあ、人は皆、誰かへの悪口を聞くのが好きなもんですし、ご婦人方に於…
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 シャイン・ア・ライト バラック・オバマ 47歳田原俊彦 47歳そして…俺けにろん 47歳 違いのわかる男たち、ふっふっふ… 全く何の意味もないが、書いてみたかっただけ……ではなく、やっぱ何とかせなあかん…
★★★★ 2012年7月13日(金) TOHOシネマズ梅田10 垣根低くサクサクと多幸感が横溢するが通り一遍とも言える恋愛錯綜。しかし、文字通り揃い踏みな終局場でのジュイソン演出の畳み掛け。その悲喜交々の視線交錯の停滞をデュカキスの真情吐露が切り裂く。…
★★ 1982年7月14日(水) 新世界東宝敷島 黒澤流のポリティカルフィクションは結局大時代な復讐譚に卑小化せざるを得ず、しかも不味いことに気持ち悪いまでにセンチメンタルなのだ。最悪の結果になった。正は邪を正せず邪は互いに啖い合い自壊する。そういうピ…
なーに共子、また何かやらしたの、データ安全法?ダサいわね。 そんなに、悪口言われるのが怖いわけ?もっと自信持ちなさいよ。10年ちょっと前は田舎出の新参者って言われてたあんたも今じゃあの米子を抜いてシノギじゃ世界1になるってもっぱらの噂よ。 …
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 憂い ~新世界国際劇場の変質~ 初めて新世界に映画を観にいったのが、大学1年生のときで、今はなき「新世界座」というところで「狂い咲きサンダーロード」と「蛇拳」を観たのだと思う。脈絡のない番…
★★★ 2012年7月14日(土) 新世界国際劇場 弾け切らないコメディで片付け切れないそこはかとない陰惨さが匂うのだが、そのことに別に自覚的なわけでもないのだろう。相変わらず見た目ほどバカ度が高くないアイゼンバーグに胃もたれ感があるが、マッチョ親爺と…
★★★★★ 1982年7月21日(水) 三越劇場 「皆殺す天使」に魅入られた「ブルジョワ」へのブニュエルの愛憎が初期の尖鋭な前衛と後期の豊穣な諧謔の過渡期に絶妙の均衡で融合された最高到達点。形而上のアイデアは数多の具象な設定を伴い初めて真の輝きを獲得する。…
★★★ 2020年7月16日(木) 梅田ブルク7シアター3 シネコンでこれと「シンデレラ」と1100円でやってて、せっかくやからどっちか見とこと思いました。俺としては下克上物語のシンデレラに惹かれるところやったんですが、監督のケネス・ブラナーにビタいち…
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 カラオケ 何年間もカラオケなんて行ってなかったし行きたいとも思わなかったが、ここ1年ばかり行くことが増えた。結局、飲みに行く面子の嗜好に左右されるわけだ。カラオケボックスよりは、おばはん…
★★★★★ 2012年7月14日(土) 梅田ブルク7シアター3 西村が場違いな昭和言語で取り繕った極北の下司根性を森山が据わった三白眼で二乗し開放してしまった。優しさと馴れ合いに支配された時代に降臨した糞ミーイズム。それが紙一重だとしても苛烈たる者がこじ…
★★★ 1982年8月14日(土) SABホール 商業的ライティングを度外視しても伝えたいものがあったことは確かなのだろうが、映画的カタルシスは終局にしか存在しない。地下水道の描写は息苦しいまでに凄惨だが…それだけ。自戒史ならせめてもロマンティシズムくら…
★★★ 2020年7月18日(土) 新世界国際劇場 そんなことしとる場合かが、どんどん違う方向に流されていく。 こういう逸脱のスキームって三池が好きそうな展開やなと思いはじめたら生温さが物足りない。アホさもエグさも、もう2歩ほど突き抜けてほしい。 いっそ…
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 血液型 「いらっしゃーい」「こんでええねん、おばはんは」「んまあ、この方KY?」「なんやねんKYって…かび臭い上にむかつくねん」「…」「あんなあ、俺はそんなん、いややねん。空気なんか読みた…
★★★ 2012年7月15日(日) MOVIXあまがさき4 少なくとも前半は上出来コントだとは思うが、にしても、マニュアルな破綻無き優等生イズム。であるから、後半のルシウス復権譚に至ると、誰がこんなん見たいねん的怠惰な吐息が劇場を覆う。すっぴん彩ちゃん…