男の痰壺

映画の感想中心です

2020-07-22から1日間の記事一覧

おもひでのしずく (2008年9月13日 (土))

※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 憂い ~新世界国際劇場の変質~ 初めて新世界に映画を観にいったのが、大学1年生のときで、今はなき「新世界座」というところで「狂い咲きサンダーロード」と「蛇拳」を観たのだと思う。脈絡のない番…

ピザボーイ 史上最凶のご注文

★★★ 2012年7月14日(土) 新世界国際劇場 弾け切らないコメディで片付け切れないそこはかとない陰惨さが匂うのだが、そのことに別に自覚的なわけでもないのだろう。相変わらず見た目ほどバカ度が高くないアイゼンバーグに胃もたれ感があるが、マッチョ親爺と…

皆殺しの天使

★★★★★ 1982年7月21日(水) 三越劇場 「皆殺す天使」に魅入られた「ブルジョワ」へのブニュエルの愛憎が初期の尖鋭な前衛と後期の豊穣な諧謔の過渡期に絶妙の均衡で融合された最高到達点。形而上のアイデアは数多の具象な設定を伴い初めて真の輝きを獲得する。…

美女と野獣

★★★ 2020年7月16日(木) 梅田ブルク7シアター3 シネコンでこれと「シンデレラ」と1100円でやってて、せっかくやからどっちか見とこと思いました。俺としては下克上物語のシンデレラに惹かれるところやったんですが、監督のケネス・ブラナーにビタいち…