男の痰壺

映画の感想中心です

映画年間総括

映画 2023

毎年年末が近づくとこういう1年の総括みたいなこと書いてますが、書くことが新たな年への希望や決意につながっていた時代は過ぎ去り終焉が刻々と近づいているとの虚しさだけが俺の心身を苛んでいく。この虚しさから脱却するには年末ジャンボが当たるしかな…

映画 2022

2022年は個人的に身の回りで慶弔儀はじめいろんなことがあった年だった。 前年末に還暦手前の妹が入籍して相手のおっさんを1月に招いて食事会をした。妹は初婚おっさんはバツイチであったが2人は30年来の知己だそうで何だか胡散臭い話だが好きにして…

映画 2021

2021年という年は、後に振り返れば私的に色んな意味でのターニング・ポイントになった年ということになるんだろなと思う。4月に還暦を迎え給料が下がり、来年からは斜陽の業界苦がのしかかり更なる大幅ダウンとなる。泥舟が沈没するのが先か追い出され…

映画 2020

2020年がどういう年だったかというと100人が100人コロナで大変だった年として総括するだろう。行動が抑制され消費が収縮し打つ手のない為政者は迷走する。短期的にはそういうことなのだろうが、100年後の歴史学者は、これをどう位置付けるんだ…

映画年間概観 2011

映画 2011 今年、映画館で見た映画が91本。案の定、100本を切り、俺の黄金時代は2年で終了した。 主なものをシネスケ採点で列挙すると 日本映画★★★★★「冷たい熱帯魚」「八日目の蝉」「弥太郎笠」日本映画★★★★「海炭市叙景」「パラダイス・キス」「…

映画年間概観 2010

映画2010 今年、映画館で観た映画が119本。しかし、転勤を機に状況は変わった。1~6月が78本、7~12月が41本であり、来年度の100本超えはまず不可能であろう。俺の黄金時代は終焉した。次の黄金時代の到来は周期説から言うとアラウンド還…

映画年間概観 2009

映画2009 2009年の劇場鑑賞映画が112本。6年ぶりに100本を超えてしまった。新たな暗黒時代の到来であろうか。過去の経験則からいって、映画をいっぱい見てる時期というのは、あんまり幸せとは言えないからだ。とは言え、現実逃避にせよ、気分…

映画年間概観 2008

映画2008 2008年、映画館で観た映画は90本。色々あったが、よう頑張ったんちゃうやろか。 例年通りシネスケでの採点での上位を書く。 邦画★★★★★「母べえ」邦画★★★★「愛の予感」「いろはにほへと」「拝啓総理大臣様」「アフタースクール」「ぐるり…

映画年間概観 2007

映画2007 2007年度ベスト映画邦画「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」洋画「今宵、フィッツジェラルド劇場で」 今年映画館で観た映画は75本。例によってシネスケ採点★4と★5を抽出すると邦画★5「大日本人」「赤い文化住宅の初子」「スキヤキ・ウ…

映画年間概観 2006

2006 映画 今年、劇場で見た映画が55本。相変わらずの低調ぶりで、尚且つ金が無いものだから、どうしても安物映画ばかり見てしまう。3本立て1,000円とかそういうたぐいのだが、これが悉く外れた。以前は、このころになると、自己評価はともかく…

映画年間概観 2005

2005年を映画で回顧する 運命論とか占いの類とかは信じたくもないが、一種のバイオリズムというのは間違いなくあると思う。上がり続ける株価は有り得なく、増え続ける人口も有り得ないわけで、どこかで下降局面に移行する。問題は下降局面を終結させる努…

映画年間概観 2004

映画で回顧する2004年 同じことの繰り返しに見える日々の移ろいも実は微細な事柄が積もってゆき、総和として形成されたものは少なからぬ変化を年度にもたらすであろう。去年と同じ今年はないし、今年と同じ来年はない。一昨年に180本を超えた映画館通…

映画年間概観 2003

回顧2003-映画- 数えてみれば今年になって映画館で見た映画が103本。去年が180本超であったのだから激減した。一重に金が無くなり気力が減退したということなのだろう。思い出せば去年はオールナイトの3本立てによく行って、そこで本数を稼いで…

映画年間概観 2002

ベスト・テン 年の瀬も押し迫り残りの日々も少なくなって参りましたので2002年公開映画ベストテン。〔邦画〕①OUT②たそがれ清兵衛③助太刀屋助六④仄暗い水の底から⑤とらばいゆ⑥実録・安藤昇侠道伝 烈火⑦青い春⑧突入せよ! 「あさま山荘」事件⑨金融破滅…

映画 2019

2010年代が終わろうとしている。ミレニアムだなんだと騒いだのがそんなに昔のことと思えないのにあれから20年が過ぎたわけで、歳もとるわけだわいと、のほほんと感慨にふけるより、寧ろ最近では人の一生が有限であることが心にじわじわと浸食してくる…

映画 2018

多くの災厄に見舞われた1年であった。 1月に、心筋梗塞を発症し10日ほど入院し、予後的措置として2月にも10日ほど入院した。 俺は以前に脳梗塞も2回発症してるので何となく怪しい予感を覚えていたので、いざそのときが来ても動転することもなかった…

映画2017

晩春の頃だったと思う。 CinemaScapeというサイトのコメンテーターと飲んだ。 おっさんばっかり4人。色気もくそもないのだが、一種の腐れ縁である。 そのときの話だ。 「けにろんさん、あんた、近頃5点ばっかりつけてるけど、ちょっとおかしい…

映画 2016

今年55歳になった。 四捨五入すれば還暦である。 今まで肉体が朽ちて人生が終わるということは頭でわかってても人ごとであった。 でも、最近、しみじみ思うのだ。 いつかは終わるんやな…と。 1995年、阪神淡路大震災の年、俺は結婚した。 借金まみれで…

映画 2015

年頭にマンションの階段を踏み外し落下した時に脚を痛めた。その時は数分間、立ち上がることもかなわず折れたと確信したのだが、結局折れてなくて、おっかなびくり立ち上がり激痛をこらえて歩き出し、その日の終わりには何とか歩くことも人並みには出来るよ…

映画 2014

正月明けに見たアンゲロプロスの旧作「エレニの旅」で打ちのめされ、ドン詰まりの我が運命を何とかする縁もなく、エレニのように運命に流され茫漠の終末日本で朽ち果てるかと思われた1年。 辛うじて生きてはいるが、もはや、労苦に苛まれた肉体は各所から変…