男の痰壺

映画の感想中心です

映画感想【も】

もっとしなやかに もっとしたたかに

★★★★ 1982年8月20日(金) 毎日ホール 無気力・無責任とまでは言わないが本質にそういった資質を色濃く内在させる脚本で、起承転結が無くダラダラだが結構色々起こる平凡男の日常がノンシャランで良い。奥田十八番の受動的で取り柄無きうらぶれ男も良いが藤田…

モンスターズ 地球外生命体

★★★★ 2013年2月14日(木) トビタシネマ 惨状想定のロケ努力は尊重するが、所詮「ふーん」としか思えない。しかし、已む無く行動を供にする男女という青臭くもトキメく設定が物語を一応牽引。そんな2人が事後の算段から解かれ今の想いに身を委ねる、その契…

もう頬づえはつかない

★★ 1981年4月11日(土) 梅田コマシルバー ろくに何もないストーリーであるからこそ日常の些末なリアリティこそが命の映画だろうに、女子大生に桃井ではリアルの欠片も無く森本レオにしたって如何にもであざとい。何より四畳半的ムードが70年代末の空気と…

モリツリ 南太平洋爆破作戦

★★★ 2020年2月2日(日) プラネットスタジオプラス1 マーロン・ブランドとユル・ブリンナー共演の戦争映画って割には、「モリツリ?なにそれ」って感じで知らんかった。 見て成る程と思った。地味です。そして、たぶん低予算映画だ。 「南太平洋爆破作戦」…

もらとりあむタマ子

★★★★ 2013年12月14日(土) テアトル梅田1 丁寧な仕事だし山下の印も過不足無く織り込まれた或る意味全うされた作品だが、だから何なのと言いたくもなる。プロモ的素材ということで『四月物語』を思い出したが、タマ子を松たか子のように愛でる訳にはいかな…

モア・セクシー 獣のようにもう一度

★ 1981年8月13日(木) ダイニチ伊丹 別に「カナダからの手紙」の女に興味があったわけでもないが、正直言ってガラじゃない感じで遣りきれない。こうも主演女優に魅力が無ければ、正統東映ピンキーバイオレンスの復刻も痛々しく、太田あや子を唯一の目の保養…

土竜の唄 潜入捜査官REIJI

★★★ 2014年2月20日(木) TOHOシネマズ梅田1 温い奴らがアナーキーぶってもダメな気がするし、もう三池もクドカンも歳とり保守に成り果て斬新ではなくなった。振りはしても哀しいほど予定調和だ。まあそれでも随所でオモロイ。真面目にアホやってドシラ…

モダン・タイムス

★★★★★ 1980年7月12日(土) 毎日文化ホール ラング・クレールの延長線上に立脚したチャップリン集大成にして最高到達点。工場とスケートリンクの至宝級の芸に加えて「悪声」の不協和音爆弾が歴史を刻印する。ドライなユーモアと程良いペーソスが絶妙の配合。完…

もっともあぶない刑事

★★ 2018年5月19日(土) 新世界東映 「あぶない刑事」って俺には鬼門のように思えてTVシリーズも全く見てなかった。 今回、別の映画の併映でみる羽目になったが、案の定まったくダメっす。 バディもんの刑事もんっていっぱいあると思うが、なんでこの2人って…

燃えつきた納屋

★★ 1974年12月22日(日) 伊丹グリーン劇場 ヴィエルニーに捉えられた雪に閉ざされた閉塞感と凍えそうな寒々しさは良く出ているものの、劇的な起伏まで閉塞されては映画まで寒々としてしまった。結局、ドロンVSシニョレのキャスティング1点頼りで、それ以上…

燃えよドラゴン

★★★★ 1974年11月3日(日) 伊丹グリーン劇場 ジャンプしての肋骨砕きとヌンチャク奪取後のデモシーンが境界線上に立ったリーの近寄りたくないオーラを纏い出色であるが、冒頭の少林寺での説法が偏執ムードで煙に巻いたのも大きい。出涸らしのチャチい物語骨格…