男の痰壺

映画の感想中心です

映画感想【ね】

寝盗られ宗介

★★★ 1993年4月18日(日) 天王寺ステーションシネマ 演出も役者も皆時宜を得た安定感はあるが、どうも原田芳雄の芝居からしてルーティーンでインパクトがない。余裕かまし過ぎで切実味がないので、最後にしても余りハッピーな気持ちにもなれない。だいたいこの…

眠らない街 新宿鮫

★★ 1993年10月17日(日) 新世界東映 警察内部組織の精密描写があるからこその1匹狼「鮫」の魅力は奥田との対決をクローズアップするあまりおざなりになる。結果、凡百の日本製刑事アクションになっちまった。何より、どう考えても真田広之じゃないと思う。彼…

寝ずの番

★★★★ 2006年5月5日(金) 梅田ブルク7シアター7 猥歌とはエッチ願望を男どもが歌うものではなくトランス状態にのめり込む為の触媒なのである。それを表現するに3代目マキノは巧妙な過激度を加味しつつ短すぎず長すぎずの絶妙な塩梅で3度の通夜を描く。そ…

NEXT ネクスト

★★★ 2008年12月20日(土) 新世界国際劇場 ショボい能力なのを、どういう展開工夫でそうじゃないようにさせるのかと思えば、行き着いたのが何だか解ったような解らないような分身術。ラストの時間巻き戻しに至っては決定的な徒労感を感じた。タマホリ演出の…

ネバーエンディング・ストーリー

★★★ 1985年7月29日(月) 戎橋劇場 最後に開かれるとしても所詮は本の中の閉じた世界の物語というのがどうしようもない閉塞感を感じさせ息苦しく空虚である。ファンタージェンの世界造形が一貫した統一感を持つのは好ましいが西洋童話のクリーチャーたちがお子…

ネイバーズ

★★ 1983年6月21日(火) 伊丹ローズ劇場 ブラックコメディから不条理劇そして破壊のカタルシスを伴うアナーキズムへとエスカレートする魅力的なアイデアだがアヴィルドセン演出はただ筋を準えるだけで凡庸の極み。才気の欠片もなく台無しである。モーリアティ…

ねらわれた学園

★★ 1981年7月11日(土) 伊丹グリーン劇場 多くの前兆や予感をはらんだ前半が良かったのに後半は崩壊してしまった。まあ、大林としては確信的だったのだろうが、壊し方の好みの問題だと思う。役者手塚真のアナーキーなセンス等見所も少なくはなかった。 (cinem…

ネットワーク

★★★ 1980年4月10日(木) ビック映劇 役者もスタッフも揃ったが、視聴率至上主義と言っても今更当り前過ぎて更なる過激なカリカチュアが欲しかったところだ。さすれば狂気と狂気の狭間で諦観するホールデンなぞもそのシニズム故に更に生きてくる筈だった。ルメ…

寝ても覚めても

★★★★ 2018年10月14日(日) シネマート心斎橋1 別れた相手をいつまでもイジイジ未練たらしく想い続けるってのは、世間では男の方だって言われてる。 本当かどうか知らないが…。 忽然と人がいなくなるってモチーフは、映画ではよくあるのである。 それが、心…

ねえ!キスしてよ

★★★★★ 1980年8月8日(金) 毎日文化ホール 計り知れないコード横溢の時代に間隙を縫ったキワキワ感がソソる。インモラリストワイルダーのチャレンジ精神の歪な輝き。ウォルストンの地味さが徒花に徹したノヴァクを輝かせる皮肉。代役の代役マーティンの当たり…

熱砂の秘密

★★★★ 2017年12月16日(土) プラネットスタジオプラス1 ビリー・ワイルダーの初期作だが、ほとんど言及されていない作品と思う。 でも、すごく良い出来だった。 何といっても脚本が秀でており、全く緩まない。 ルビッチ直系の共闘者チャールズ・ブラケット…

ネオン・デーモン

★★★ 2017年1月13日(金) 大阪ステーションシティシネマ2 成り上がりモノとしての体裁を保っている前半は演出も硬質にエッジが効いており良いのだが、後半、構成上の破綻が演出も浸食しグダグダ感が弥増す。 もちろん、意図された破綻なのだろうとは思う。 …