男の痰壺

映画の感想中心です

映画感想【れ】

レッド・ライト

★★★★ 2013年2月23日(土) TOHOシネマズ梅田5 閉じた世界での刹那な人間関係の救われなさ。そういうマイナー領域に目線を向けるコルテスは全く好ましい。切ない情感が否応無くダダ漏れ来るウィーバー軸の前半に比し、後半のデ・ニーロは軸を転換させて…

恋恋豆花

★★★ 2020年3月27日(金) シネリーブル梅田4 モトローラ世理奈を「風の電話」で見て、その死んだ魚のような眼差しに、これは演技なのか、ほんとうはニコヤカな年相応な表情をするんやろか。てな興味を持ったのだが、またもや死んだ魚で出てきた。 世の中の…

レ・ミゼラブル

★★★★ 2020年3月22日(日) シネリーブル梅田2 暴走する悪ガキどもを描いて「シティ・オブ・ゴッド」が惹句で準えられるが、実弾やナイフが使われ人も死ぬあれに比べて、投石や花火攻撃なのが、まあぬるい気もするが、いや待てこれがリアリズムちゃうんかと…

Red

★★★★★ 2020年2月27日(木) 梅田ブルク7シアター2 真冬の夜。降りしきる雪の東北の道を走る車。 思いつめた女と男。ラジオから流れるジェフ・バックリー「ハレルヤ」。 ムーディであります。これでもかってくらいに。 このシークェンスの画がここまででき…

レイジング・ブル

★★★★★ 1981年2月11日(水) 新聞会館大劇場 スコセッシの褪色への、デ・ニーロの外形変化への、チャップマンのオリジナルなファイトシーンへのといった偏執的な拘りが偏執的な男の物語を加速させる。息苦し過ぎな男達の妄執の錯綜を18歳のモリアーティが一…

レイズ・ザ・タイタニック

★★ 1981年5月5日(火) 伊丹ローズ劇場 全てはタイタニック引き揚げシーンに収斂すると言うより、そこだけ押さえとけば良しというかの如き地味つまらなさであり、諜報戦や工作員の哀感など欠片も見受けられない。ジェイソン・ロバーズの渋さのみ際だつ。(cin…

連合艦隊

★ 1981年8月9日(日) 伊丹グリーン劇場 巨視的なタイトルの割にはミクロな家族と許嫁との物語に大半をさき、皆冷静に反戦思想を皆持ったりしている。戦時に於いてのファナティックな狂気を描かずしては真の反戦も描けない。一方カタルシスも全くない。使い回…

レ・ブロンゼ スキーに行く

★ 1980年11月30日(日) 梅田東映ホール ドリフや欽ちゃんや吉本新喜劇を全く何の基礎知識ももたずに見て面白いかということで、喜劇・笑劇とはその拠って立つ社会的連続性の中でしか意味を成さない。続編ということもあり、全く馴染めぬ連中が繰り返す余りに…

レッド・ファミリー

★★★★ 2014年11月6日(木) テアトル梅田2 南の物質文化に感化されるパターンの米国的価値基準に転びそうになりつつ寸でのとこで躱す繰り返しなのだが、やがて、腐れ嫁基準で回る南のダメファミリーさえ一生見果てぬ羨望であることの北の現実を思い知る。温…

0.5ミリ

★★★★ 2014年12月20日(土) テアトル梅田2 内輪映画的安寧がシネフィル的偏狭を微塵も感じさせない親爺譲りの大味作風を桃子に獲得させたのか。一見ダラな散文紀行が叙事詩のような巨大感を醸し出す…かのように見える。いっその事、物語の回収やトリックス…

レディ・プレイヤー1

★★★ 2018年4月29日(日) MOVIXあまがさき9 80年代のサブカルへの郷愁など無い!と言い切る気はないが、俺の見たいもんは、このVR世界には無い。 よって、物語のみが抽出される。 格差が更なる拡大を遂げた世界で貧民どもはシコシコとゲームに精出…

レッド・スパロー

★★★★ 2018年4月3日(火) TOHOシネマズ梅田4 【ネタバレあります】 女スパイに養成されるってことで、「ニキータ」の亜流みたいなもんかという予断。 あるいはパツキン美女の諜報員ってことで、「アトミック・ブロンド」の類似品かという懸念。 ジェニ…

レヴェナント 蘇りし者

★★★★★ 2016年5月7日(土) 大阪ステーションシティシネマ10 復讐を描いてるのだが、それは終盤にしか機能しない。彼が臨死からほうほうの体で生還するのは根源的な生存本能に依り、人間はそうやって種を維持してきたのだという節理を描く。過酷な自然は牙…

レニー・ブルース

★★★★★ 1975年11月10日(月) 梅田地下劇場 この男は1人で落ちて行くのではなく女も一緒に落ちて行ってくれたからまだしも救われたような気がする。直前までヴェガスのショーガールだったというバレリー・ペリンの圧倒的な存在感が他の同趣向の作品と一線を画…