男の痰壺

映画の感想中心です

やくざ絶唱

★★ 1993年4月10日(土) 日劇シネマ 変態たることを自覚すればこその哀感が、この映画の勝新は狂的な部分のみがクローズアップされ過ぎて、自覚しているのかどうかもおぼつかない始末。辛気臭い話を田村・川津の2大辛気臭俳優が倍加させ唯一太地喜和子がまと…

プレッジ

★★★ 2002年9月28日(土) 梅田ガーデンシネマ1 腹に一物あり気なニコルソンのキャスティングもフィンチャー映画みたいなサイコパス的展開への引っ掛けも必要だったのかと思う。そういったギミックが前面に出過ぎて男の生き様を賭けた物語が霞んでしまった。カ…

ボブ・ラフェルソン Bob Rafelson

生年:1933/02/21 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

玉田真也 Shinnya Tamada

生年:/// kenironkun.hatenablog.com

デュエル

★★ 2022年5月23日(月) テアトル梅田1 結論から言うとつまらんかった。 ジャック・リヴェットの最大の商業的成功は「美しき諍い女」じゃないかと思うのだが、あれにせよ「恋ごころ」にせよ(見てるのはこの2本だけです)普通の映画だったよなと思いました…

極楽特急

★★ 1993年4月11日(日) みなみ会館 世界映画史に於いては共通認識とされるものが欠落しているなら埋めていく作業は必要だと思う。が、だからと言ってルビッチを過度に評価する気にもなれない。最後の2作は名作とは思うが、こいつは緩い。観たプリントも悪か…

実録三億円事件 時効成立

★★★★ 2002年10月4日(木) トビタ東映 件の事件は序盤で終わり後は四畳半的弱者の怨念話になったら辛いと思って見てたら実際そうなったがドライに押しまくる演出で全くダレない。てらいの無い岡田も小川も良いが圧倒的なのは刑事の金子で、こいつを見てるだけ…

少女香雪

★★ 1993年4月4日(日) ホクテンザ1 中国版『木靴の樹』といった趣があるがマクロな視座を欠くので閉塞感しかない。伝承される過去映画の記憶を便法として取り入れてみたものの小手先めいてる。第五世代の図太い蛮性と比較されると如何にもな未成熟で気の毒で…

山口和彦 Kazuhiko Yamaguchi

生年:1937/02/05 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

アントン・コルベイン Anton Corbijn

生年:1955/05/20 kenironkun.hatenablog.com

OUT

★★★★★ 2002年10月21日(月) 梅田ピカデリー1 誰もが一線を越えたいと思っているし越えてしまえるのだということ、そして、その後には刹那であるにせよ人は解放される。日本版『テルマ&ルイーズ』めいてもディテールの巧さがカバーし切る。原田は良くて当り…

喜劇 とんかつ一代

★★ 1993年4月10日(土) 日劇シネマ 有機結合しないグダグダのエピソードの連鎖が大して面白くもない東宝の弛緩コメディアンによって綴られる。語るに目一杯で川島的ニヒリズムは埋没し馴れ合いの腐敗感さえ漂う。唯一は団令子。その色気だけはただ者じゃない…

傷だらけの天使

★★★ 2002年10月25日(金)~26日(土) トビタ東映 腐れ縁の道行きが何にも転化せず腐れたままで終始するのが面白くなく、そういうのを描いた映画なのだとしてもダンディズムが不足。ガキ話に分量割きすぎで、感情移入の矛先も定まらぬしアナーキーでもない。そ…

バリー・ソネンフェルド Barry Sonnenfeld

生年:1953/04/01 kenironkun.hatenablog.com

カン・ヒョンチョル Hyeong-cheol Kang

生年:1974// kenironkun.hatenablog.com

リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス

★★★ 2022年5月16日(月) シネリーブル梅田1 学生時代にリンダ・ロンシュタットのベスト版LPレコードを持っていて密かに聴いていた。そんなもん聴いてるのは恥ずかしいという思いがあったんでしょう。周りには言ったことはなかった。でも40年の時を経て…

雁の寺

★★★★ 1993年4月20日(火) サンポードアップルシアター 若尾と佐久間が2分した水上文学の初期映画化作中、楷書体の構築で吉村に強力な推進力で今井に分が悪い川島だが、暗澹たるルサンチマンが全開し村井のエッジの効いた撮影が補完する。その緊張感の持続と…

一条さゆり 濡れた欲情

★★★ 2002年9月26日(木) 東梅田日活 図太い女の成り上がり列伝めいてるのがどうにも川島・今村映画みたいでオリジナリティがあまり感じられない。女優賞を総なめした伊佐山を圧倒する一条さゆりの風格はほんまもんでその点では感銘。脇にまわった白川がこれ又…

おこげ

★★★ 1993年3月14日(日) 天六ユウラク座 おこげというポジションが不可避の選択なのか止むを得ずなのかを明確にしない限り主人公の清水には誰も肩入れ出来ぬだろう。それでも水準作と思えるのは男同士でハードに乳繰り合う2人の役者が不憫でありつつ気持ち悪…

アンドリュー・ラウ Andrew Lau

生年:1960/04/04 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

三木康一郎

生年:1970/12/07 kenironkun.hatenablog.com

死刑にいたる病

★★★★ 2022年5月8日(日) MOVIXあまがさき8 題材としては新鮮味ゼロなんですけど、阿部サダヲという演者と演出の白石和彌の持てる力量がっぷり四つの感があって見せ切ってしまう。力のある者同士の四つ相撲はやっぱ見応えあるなと思いました。 収監さ…

あした来る人

★★★★ 2002年9月9日(月) 高槻松竹 これ程さばけた調子でお互いを切り合えれば気の重い人間関係も簡単だろう。川島のニヒリスティックな諦観の最良系での表出であり50年代に作られたことが驚愕。豊饒なプロットと最後の最後まで先が読めない展開を絶妙のテン…

お気にめすまま

★★★★ 1993年3月14日(日) ホクテンザ1 ニコルソンの尖ったキャリアの中で異彩を放つ弛緩コメディ。くだらない脚本だけに盟友ラファエルソンが監督でなければ出なかったであろうと思われる。そういう意味でプレミア級のレアムービーかもしれない。しかもバー…

太陽の下の18才

★★★ 2002年10月6日(日) 扇町ミュージアムスクエア 潜水狂いの野暮天野郎が何故か1人旅の仏ギャルにモテモテというのは正に男の願望で、60年代の日本の砂浜に散った何千人の男達の充たされぬ性霊に馳せた思いは、やがて哀しき70年代の心寂しい浜辺へと遡…

クライヴ・ドナー Clive Donner

生年:1926/01/21没年:2010/09/07 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ソイ・チェン Cheang Soi

生年:1972/07/11 kenironkun.hatenablog.com

ブルー・アイス

★★★★ 1993年4月4日(日) 新世界国際劇場 欧州が舞台ということで滋味と情緒があるしマイケル・ケインが引退した英諜報員というのは映画的記憶を利して地に足が着いてる。過剰なものは無いからこそ職人監督マルケイのシックな演出も冴える上出来なスパイアクシ…

ザ・メキシカン

★★★★ 2002年9月13日(金) トビタシネマ 緩い音楽と主役の2人が浮ついて(特にジュリア)恋人同士に見えないのが難点だが、「銃」をめぐっての争奪戦は拡散しまくり次々に魅力的な中年男たちが登場。旧来の物語にタランティーノがこじ開けた風穴を通り抜ける…

愛について、東京

★★ 1993年3月21日(日) テアトル梅田2 ある意味したたかに生き抜いていく在日外国人達に抗する日本人がインポテンツに悩める半端ヤクザってのが余りに偽悪的であり被虐趣味にしか見えない。バブル真っ直中の90年代の「東京」はもとより「愛」についても描…