男の痰壺

映画の感想中心です

モンキー・ビジネス

★★★ 2024年3月17日(日) プラネットプラスワン

驚愕させられるのはチンパンジーの演技なのだが最初の方しか出てきません。一体どんだけ熾烈な反復練習させたら、あの薬品調合のプロセスを習得できんねん。可哀想やわ。

とまあそれはさておき、企業の新薬開発部門のケーリー・グラントが日夜ノイローゼになるくらいに必死こいても出来ない若返り薬がチンパンくんのイタズラで出来ちまった。それを知らずに飲んじまったグラントの若返り騒動。となれば、次にどうなるかどころか最後のオチまで読めてしまいました。

 

【以下ネタバレです】

グラントの薬が切れて一段落ヤレヤレなのですが、今度は奥方のジンジャー・ロジャースがどんなかなーと飲んでみる。このロジャースの件がグラントのより面白い。落ち着いたご婦人だったのが、やにわにヒャッホーとノリノリで踊り出す。そりゃ彼女はアステア&ロジャースと謳われたミュージカルの女王だったわけですからダンスはキレキレっす。

 

主演デビューする前のマリリン・モンローがグラントの会社の社長秘書役で出てるのも嬉しいオマケで、やっぱ頭抜けて可愛い。まあ、例によってノータリンな役ですが。

 

というわけで、本作の見どころは、①チンパンくん ②モンロー ③ロジャースってどこでしょうか。他はさほどと思いました。

 

チンパン&赤ちゃんの驚愕演技、主演デビュー前のモンローの可愛さ、ロジャースのハッチャケの落差くらいしか見どころがない。くらいしか言うてもそんだけあれば充分かもしれないがヘクト&ダイヤモンドが筆競って展開の奇矯さは欠片もない。(cinemascape)

 

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