男の痰壺

映画の感想中心です

過去日記 2009下半期

映画2009
2009年の劇場鑑賞映画が112本。6年ぶりに100本を超えてしまった。新たな暗黒時代の到来であろうか。過去の経験則からいって、映画をいっぱい見てる時期というのは、あんまり幸せとは言えないからだ。とは言え、現実逃避にせよ、気分転換にせよ、有効と思わないものに金と時間を割き続けるわけはないので、総じて良い映画が(自分にとってだが)多かったのだろう。特に邦画に関しては10年に1度と言ってよいのではなかろうか。

本年ベスト映画
●邦画「ウルトラミラクルラブストーリー
●洋画「ファニー・ゲームU.S.A.」

例によって、Cinema Scapeでの自己採点上位を列挙すると…。
邦画★★★★★
ウルトラミラクルラブストーリー」「ディア・ドクター」「白夜」「空気人形」「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ
邦画★★★★
「赤いハンカチ」「男はつらいよ 奮闘篇」「しんぼる」「カムイ外伝」「のんちゃんのり弁」「博奕打ち」「悪夢のエレベーター」「ずべ公番長 夢は夜ひらく」「パンドラの匣」「反逆兒」「無防備」「殺人遊戯」「ゼロの焦点」「マイマイ新子と千年の魔法」「蘇りの血
洋画★★★★★
「Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼」「チェンジリング」「ロシュフォールの恋人たち」「バーン・アフター・リーディング」「ファニー・ゲームU.S.A.」「愛を読むひと」「扉をたたく人」「3時10分、決断のとき」「母なる証明」「スペル」「アドレナリン ハイ・ボルテージ」「ニュームーン トワイライト・サーガ」
洋画★★★★
「WALL・E ウォーリー」「ワールド・オブ・ライズ」「その男ヴァン・ダム」「ウォッチメン」「グラン・トリノ」「アメリカン・ギャングスター」「スラムドッグ$ミリオネア」「チェイサー」「アラトリステ」「それでも恋するバルセロナ」「レスラー」「はりまや橋 The Harimaya Bridge」「人生に乾杯!」「G・I・ジョー」「トワイライト 初恋」「96時間」「キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語」「スター・トレック」「ゴー・ファースト 潜入捜査官」「アンナと過した4日間」「イングロリアス・バスターズ」「天使と悪魔」

と、まあ、どんだけ評価甘いねんという感じだが…。
邦画は、先述したとおり、とんでもない充実度であった。特に「ウルトラ~」と「空気人形」は10年に1本の頻度でしか出ない映画と思われた。70年代ムードの復刻感も俺の琴線に触れたのかも知れない。「ウルトラ」の主演2人は「青春の殺人者」の水谷と原田を、「空気人形」のペ・ドゥナには「色情めす市場」の宮下順子が重なって見えた。どっちも甲乙つけ難かったが、横浜聡子の底を見せきってない巨大感を選ぶ。
洋画は、「母なる証明」のゲル化した人間の奥底の混沌と「バーン・アフター~」の絶対映画に接近するかと思われる無為性。ともに惹かれたが、ハネケのセルフリメイク作(昨年公開作だが)の透徹された「映画」への居住まいが俺には絶対的だった。ただ、オリジナル未見なのが若干躊躇させる点。オリジナルを見ていれば選ぶことはまずなかったろうし、というか見に行くことさえなかったろう。
2009年12月28日 (月)
万人受けの甘美で危険な誘い~2009年M-1を見て~
昨日のM-1に関して。
個人的には、「笑い飯」と「パンクブーブー」で票が割れると思っていた。
ところが、審査員全員一致の「パンクブーブー」。
正直、ヤバいのではと思う。
「飯」は確かに終盤「チンポジ」ネタを繰り返すヤル気なさは気になった。
だが、1回目の鳥人(トリジン)は、そんなもん十分に補いきれるもんだったろ。
「パンク」は破綻が無い完成度ではある。
トータルテンボス」に匹敵する素晴らしさだと思う。
だが、そんなんでいいのだろうか?

あと、「南海キャンディーズ」と「ハリセンボン」と「東京ダイナマイツ」を予選で通した審査員は来年から辞退した方がいいよ。
2009年12月21日 (月)
地獄のワンピース
何かの事前情報があったわけでもなく、単なる思い付きであったのだが、
金曜日の朝、仕事の移動中に10時ごろシネコンに行った。
「ONE PIECE」の映画のチケットを買うためで、本当は夕方にでも行けばくらいにしか思ってなかった。
映画館のロビーに着いて驚愕する。
人でごった返していたのだ。その人たちが皆、「ONE PIECE」の土日のチケットを買いに来ていることを理解するのにしばらくかかった。
仕方ないので並ぶ。
アナウンスで土曜の席は深夜の回を除きソールドアウトしたと放送されている。
一体、何時から売り出していたのだ?
で、日曜日も9時30分の回は残席僅かだと…。
残席僅かということは最前列に近いか、思いっきり端っこやろうと思う。
どないしょう…。
1週間ほど前から毎日子どもに「早く行かないと来館プレゼントのコミックス0巻がなくなってしまう」と泣かれ続けていたのだ。
「…えーい!くそったれ、なるようにしかならんのじゃあ!」
無我の境地に至った俺は日曜日の朝7:00のチケットを買ってしまった。
朝7:00に映画館に行くには家を6:00に出ないといけない。
朝6:00に家を出るためには5:00には起きないといけない。

土曜日の深夜から仕事があって1日中仕事して夕方から忘年会があった。
「絶対に、2件目は行かんといて」
とくどいまでに念を押され頷いていた俺だが…。
1件目、天満で飲んでる途中も何度も「今日はここ出たら帰る」と宣言。
しかし、ふと、気づいたら城東区のスナックにいた。
記憶がとぎれているが帰ったのは1時半だったらしい。
3時間寝て叩き起こされ布団から出た瞬間に世界が回転しトイレで強烈に吐きまくる。
近所のコンビニに行きソルマックを買って祈る気持ちで飲むが、平衡感覚は戻らない。
しかし、時間は過ぎゆく。
結局、無事に子どもたちも目的を達成できたようです。
ただ、映画館で俺の横に座った女子高生2人組は気の毒だった。
俺の吐く腐臭によう耐えたと思う。

尚、この「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」は東映映画の初日動員記録を塗り替えたそうな。
映画の内容?…知らんがなそんなん。
2009年12月14日 (月)
人は見てくれと反対と思えば正解?
年柄年中、本屋で立ち読みばかりしてるみたいだが、
今日、著者は忘れたが今村昌平の評伝のような本を立ち読みした。
前半はすっ飛ばし「神々の深き欲望」あたりから読む。
何故なら助監督として参入した長谷川和彦の証言が読みたかったからだ。
かつて、キネ旬の連載でアラカンが「イマヘイと沖山秀子がオ○ンコしまくって…」と書いた件。
ただ、長谷川の見解は「今村昌平は普通の人だ」
同様の見解を今村の盟友、小沢昭一も発言する。
好んでSEXを描き自らをニンフォマニアとして喧伝した豪傑。
しかし、実体は巨根コンプレックスを持つ凡夫であった。
人は自らが持たないものに憧れるからこそそのように振る舞う。

黒澤明…小心もののコンプレックス親爺
山田洋次…エゴイスト
小津安二郎…変態

当たらずとも遠からじじゃなかろうか。で…
俺…小心者の短小コンプレックスのエゴイストの変態かもしれない。

もう1冊、森達也の対談本で緒方明の章が面白かった。
この人、「東京白菜関K者」の監督でしたか…。
自主映画の作家達が2つの生き方の方向に分かたれていったという。
この話は改めて…。
2009年12月3日 (木)
バトルロワイヤル3
あーちょっといいですか!
そこの立って歩いてるボク…えっそうだよお前だよクソガキ。
ちょっとおいで…えっ?
ええから、こっち来なさい…。
痛い?当たり前だろグーで鼻どついたんだから。
何?鼻血出た?目えからも血出したろか?
席つかんかアホ。
すんませんね、先生。
もうちょっとだけいいですか。
すんません、この授業中歩き回ってる坊ちゃんのご父兄いらっしゃいます?
ああ…あなたですか。
すんませんがね、授業中立って歩き回ってるおたくのガキですが、
とんでもない経済的損失を他の子供達に与えてるんですよ。
…えっ?何?
さよか。
…。
何?訴える?。
…。
人殺し?。
…。
警察?
…。
…。
…。
…坊ちゃん、おいで。
怖がらんでええから。
そないにギャーギャー言わんでええから。
お母ちゃん動かんて?
しゃあないやろ。
…。
お前も動かんようにしたろか?
2009年12月1日 (火)
師走に向けて ~内藤・亀田戦を観て~
矢吹ジョーのお手手だらり戦法
輪島功一のかえる跳びパンチ

正確な呼称は違ったかもしれんが
内藤のボクシングはこういうのに似たトリッキーさがあればこそだったのに
昨日の亀田戦は普通にマッチョになろうとして負けた気がする。
まあ、一方の亀田にせよ、あのムカつく煽りジェスチャーが影潜め
良い子ちゃんキャラになっていく兆しが…。

両サイドの極キャラの対峙が感興を呼んだ平成の一大興業も幕引きだろう。
今後の内藤や亀田には興味がもてない。

過剰がこそがれ平準化していく。
そして、新たな過剰が生まれるだろう。
旧きものは消えゆくのみ。
ああ…虚しいなあ…人生は。
生きてて御免なさい。
まあ、12月はちょっとはいいことあるやろ。
下降トレンドの刹那なリバウンドにせよ。
2009年11月30日 (月)
謀略の暗黒列島
本屋で副島隆彦植草一秀の共著「売国者たちの末路」を立ち読みした。
ほんま、おもろいわ、これ。
謀略まみれでございますよ。日本は!
ってな感じでして、
植草一秀早大教授の痴漢事件。
小沢一郎の秘書が西松建設からの献金疑惑で逮捕。
中川昭一財務大臣のローマでの酩酊会見。
こういうのはぜーんぶ謀略なんです。
まあ、そんでもって全ての悪の黒幕は米国の走狗たる小泉と竹中なんでございます。
でもって、さらに、「りそな銀行救済劇」「ミサワホーム破綻」の背景では極悪人、竹中が巨額の富を築いたのであります。
郵政民営化」も又しかり…でございますよー!

おもろいし、有り得るかも…と思わせたりもするが、
この副島隆彦
アポロの月面着陸の嘘まやかし説までいくとチョットなあ…言う感じやし
亀井静香のブレーンだったってのも引っかかります。

思うのは、この講談みたいな話。
誰か映画化でもせんかなあ…ということでして
熊井啓山本薩夫今井正とか嘗ての山師的左翼親父どもが懐かしい。
熊井啓は違うか)
チャラくない骨太のポリティカルフィクション。
現実に先行するような先鋭。
見たいなあ…そういう映画。
2009年11月12日 (木)
鳥羽の羽鳥
ゆるやかに空を舞う1羽のカラス。
次第にこっちの方に近づいてきて彼女の頭上を通り過ぎた。
何気なくカラスを目で追って自分の背後を見る彼女。
カラスが舞い降りた先には何十羽ものカラスの大群が…。

ヒッチコック「鳥」のあまりに有名な1シーンである。

先日、俺は鳥羽湾の遊覧船上にいた。
船のデッキの側部手すりにもたれ、流れ行く海の泡沫をボーッと見ていた。
その視界に、突如1匹のカモメが。
船と並行し、手がとどくほど目の前を飛んでいる。
「ほー、珍奇な…」
と思うそばから、カモメは速度を落とし、船尾方向に姿を移していく。
目で追う俺。
と、そこに衝撃の光景が…。
何十羽ものカモメがすごい至近距離で船を追いかけるように飛んでいた。
「こ、怖いがな」
船尾デッキ上では、何人かの人がカッパエビセンみたいなのをエサにやっているのだ。
ぽーんと放り投げると、カモメが飛んできて空中キャッチしてUターンしていく。
「やんや、あっぱれじゃ!」
俺も船内で売ってるスナックを買って皆に加わり、エサをやった。
しかし、それから暫くすると、ワシかトンビか知らんが茶色の巨大なのが数羽混じりだし、やがて、カモメは駆逐され茶色のが何十羽も群れ出した。
「マジ怖いがな」
カモメはクチバシで餌をキャッチするが、そいつらは爪でキャッチするのであった。

会社の旅行で今更の伊勢志摩1泊行。
イルカやアシカやラッコやジュゴンなんてどうでもいいのだが。
この鳥羽湾での鳥には参った。
一見の価値はあるかもしれない。
2009年11月10日 (火)
誰がババ引くかって話
オバマが来たってどうすっか教えてやんないよーっだ!」
ってのも、そりゃそれで結構なことだが、
所詮は沖縄の米軍基地を国外に…ってのもやっぱ無理あるだろ。
落としところをどうするか?

この際、汚らわしい利権が絡んだ辺野古やキャンプシュワブはぜーんぶボツ!
守るべき美しい環境は守らないとねっ!
で、どうするかって?
あるじゃない。
使いようがなくってさ、無用の長物と化しただだっ広い場所が。
ん?何…そうよ。わかった?
…関西新空港。
橋下さんもさ、四苦八苦して色々言ってるみたいだけどさ、あれ本音じゃないわよ。
伊丹を第2首都にするとか、英語特区にするとか、すーごっくうさんくさいわ。
リニアモーターカー構想なんて有り得なさすぎて、かっわいーって感じ?
ダメダメよ。
米軍基地さーん!大阪にいらっしゃーい!
泉佐野だってさ、数年で破綻しちゃうって言うじゃない。
軍人さーん、いらっしゃーいってネ。
お金いっぱい持ってきてねーって。
えっ?何?悪くないんじゃねーかって?
そう?いけるかしら。
夢じゃないかも…世界一の次は世界初のオカマ府知事。
2009年11月7日 (土)
駆逐されゆく正論
煙草を600円にするとか言ってるが
正直言おう…。
そんなことしたら、日本は滅亡するぞ。
自由が崩壊し、アメリカ発の1部の狂信者どもがほざく戯言があたかも金科玉条の如くにわが国を蝕んでいく。
健康に悪いとか言うなら、電車の中での携帯メール、携帯ゲーム、音楽ヘッドフォンなど全て刑事罰の対象にせよ。
幼児を灼熱地獄での衰弱させる親どもを産むパチンコへの重課税は何故検討されない。
ニコチンやアルコールより害がなく依存性の低いという大麻に何故目くじらを立てるのか。
こんなにやりたい奴らがいるなら、大麻を解禁して課税せよ。
まあ、そんなに普及もしないだろうから大した税収も見込めんが。

繰り返し言う。
ワンサイドな論理が正論を駆逐しゆく国は滅ぶのだ!
喫煙者ども!立ち上がれ!
男の根性見せてやれ!

えっ?俺?
…禁煙2年目ですが、何か?
2009年11月5日 (木)
ヴィヨンな夫~新型濃厚接触者~
●月曜日
朝、小6の長男、発熱。37度5分。学校を休ませ、寝かせて両親出勤。
昼、母親の携帯に長男からTEL。
39度まで熱が上がったから帰ってきてほしいとのこと。
母親、帰宅し長男を連れ病院へ。
新型インフルエンザと診断される。
夜、帰宅した父。
概要を聞き、しばし黙考。
黙考しているうちに酒が脳神経を麻痺させて睡眠に陥る。
夜中、タミフル、解熱剤どっちの副作用かしらんが長男吐きまくる。

●火曜日
朝、長男の熱37度台に下降。
一方、小4の次男。「顔が熱い」と言う。
熱を計ると36度台。
「ふざけんな!」とけつを蹴り倒し学校へ行かせる。
父親は出勤し、家族に新型インフルエンザ発症があった旨報告。
父の脳裏に数ヶ月前の回覧物が浮かぶ。
確か、家族に新型インフルが発症があった者は数日、自宅待機で安全を確認する旨書いてあったような…。
「それは大事。貴君に3日間の自宅待機を命ずる」
なーんて誰かがそう言うのを待ってたが、シーンとしたままであった。
昼、母親から父親に次男が学校で39度まで熱が上がって帰されたことが知らされる。
次男を医者に連れて行くのと長男を看ておくのと1人でできないから帰ってきてくれと言う。
「坊やは37度まで下がってるんやから1人で留守番でけるでしょう」
と言ったがタミフル服用の小児は決して1人にしてはいけないと医者に言われたそうだ。
そう言やあ、なんかタミフル飲んでマンションから飛び降りた子供がいたよなあなどと思い出す。
早退した。
夜、「自宅待機を命ずる」と誰からかTELないかと思い携帯を見やるもうんともすんとも鳴らず。
そんなうちにアルコールが脳神経を麻痺させていく。
夜中、タミフル、解熱剤どっちの副作用かしらんが次男吐きまくる。

●水曜日
長男、平熱に。次男も1晩で平熱になった。
タミフルの劇的効用に驚く。
一方、母親は39度の熱を出して寝ていた。
「医者行けよ」
そう言い残すと父親は玄関を開けて外に出た。
朝日に目をしかめて呟く。
「数か月前なら…俺も濃厚接触者で病院で隔離されてたのに…惜しっ!」

これは或る人非人にふりかかった数日のできごとである。
2009年10月28日 (水)
六年目の不幸
映画劇場鑑賞数が増えている。
10月下旬のこの時点で80本であるから、へたすりゃあ年間100本超えるかもしれない。
俺という人間は、見てくれとは違いマメでせこい人間なので、ずーっと若いころから見た映画とかをノートに書き留めたりしてきた。

こういう嗜好は、映画に限らず、「読んだ本」とか「飲んだ酒」とか「行ったゴルフ場」とか「パチンコ履歴」とか「切手収集」とか「牛乳瓶のフタ」とか「血圧」とか…まあ、色んなもんを記録するのが好きなのだ。
世間には、寝た女のあそこの毛をコレクションするとか、盗んだパンティをコレクションするとかいう人たちがいるが、俺にそういう度胸と才覚があれば同じことをしていただろうと思う。

で、映画の鑑賞本数なのだが、記録(このHPの外道履歴というバカげたの参照)によれば直近では2003年に103本見ている。
で、この100本超えというのが10年サイクルで訪れ3年程度続く傾向があるのだ。
ただ、その映画鑑賞が増える期間は大体、不幸なのだ。
10年前は、当時の仕事がうまくいかず、結局失業した。
20年前は、大借金地獄にのたうっていた。
今も、危険である。あらゆる面に於いて…。

ああ…土台、仕事がうまくいってりゃあ、平日の真昼間っから映画館でサボったりしないのさ。
そんなことばっかりしてるから、見た映画が増えるのさ。
ああ…しかし、この映画が又、最近ちょっとなかったくらいにオモロイのだ。
とくに日本映画が。
困ったことだ。
2009年10月21日 (水)
リフレインが止まらない
どうにも懐かしい歌が頭の中でリフレインし続けている。

加藤和彦が亡くなった。
今のJ-POPの状況に絶望したらしい。
俺は、その状況とやらは知らないが…。

「毎日違う顔に出逢う街から街へと かみしめてる間もないほどに」

「みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふればまた振り出しに」

「輝きは戻らない 私が今死んでも」

俺はまだ、絶望することはできない。
そういうとき、苦渋を分かち合える歌をこそ心の中でリフレインさせたい。
耳の奥の蝸牛内のリンパ液が記憶した多くのフレーズを。
そうすりゃ、ちょこっとだけでも楽になる。
一瞬だけども。
2009年10月18日 (日)
絵に描いた餅
与党も野党も甘党も辛党も言っております。
今の雇用情勢をどげんかせんといかん!と。
で、全ての分野で求人が滞ってるわけではないとも。
慢性的人手不足分野があるじゃない。
それは「医療」であって又「介護」であるそうな。
まあ、医療は半端じゃない専門知識と技術が要るので即座に余剰人員をシフトできる分野ではない。
なら「介護」だそうな。
ネックは待遇の低劣さだ。
で、何割増しかなるように政策が考じられる、多分。
でも、その程度では労働力の大幅なシフトは起こりえないでしょう。

そもそも、何故に家庭は介護を放棄しアウトソーシング化をすすめたか?
それが「快」ではなく「不快」だからです。
マスメディアは弱者としての老人というイメージを捏造してますが、
例えば、公共工事からあぶれたガテン系の短気な兄ちゃんや、工場ラインからあぶれた自意識過剰型野郎どもが研修して資格をとって、いざ現場で直面するのは、
気難しく、尊大で、我侭で、理不尽な、ヘルパーをあたかもお手伝いさんのごとくに扱うクソじじいやクソばばあというケースが多いかもしれません。

多分、介護というのは高度にサービスな分野であって、受け皿的意識で充足できるような分野ではない。
そのへん見誤ると失敗するよ。

俺は提唱する。
「労働政策」を言うなら、老年労働力を現場から排除し若年化させろ。
そして、フローな消費税などではなくストックに課税しまくれ。
タンス預金を吐き出させろ。
「介護」に関しては、少なくとも中学・高校で介護実習を義務化せよ。
現実認識と理解を今後の世代には深耕化させよ。
で、労働条件が改善させられないなら、東南アジアからの女性介護士をもっと大幅に受け入れろ。

…これでニッポンは平和になったのだ。
(なわけないやろ)
2009年10月15日 (木)
そして誰もいなくなった
休日にスーパーに金魚のエサを買いに行こうとしたら、
子供に「ジャンプ」買って来てと言われたが、
スーパー内の本屋では売り切れで、
コンビニに行ったがやはり売り切れで、
代わりに「ブラックジャック」の単行本を買って帰った。

まず、長男に読ませると、第1話を読んで
「うげー!気持ち悪い」と投げ出した。
次に、次男に読ませると、第1話を読んで
「バリキッショーっ!」と投げ出した。

「お前らぜったいロクなもんならんわ」
俺は心の中でつぶやく。
「ええか、てめーら、本当にキショいのは『ワンピース』とか『ポケモン』とか『ナルト』とか『クレしん』とか『サザエさん』とかちゃうんか」
俺は唇を閉じ口内無声音でつぶやく。
「てゆーか、お前ら金魚にエサやり過ぎやねん。せやから、いっつも真っ茶色に濁ってもうて何も見えへんねん」
俺は声帯無振動法を駆使してつぶやく。

俺の内部で何かが膨張してゆく。
最早、臨界点を超え、メタモルフォーゼが始まろうとしている。
やばい!このままでは…。

「まーあれやな、なりふり構わずの相撲は好感もったけど、やっぱあかんやろ!ガッツはよー…なあ」
TVで大相撲千秋楽の優勝決定戦見ながら、俺はやっと声を外に出した。
…でも、誰もいなかった。
2009年9月28日 (月)
ロイヤル甲子園
がぁーはっはっはっは!
足下にゴミ虫の如くうごめく愚民ども!
悔しければ吾輩のいるこの場所まで這いあがって来い!
ぐわぁーっはっは!

というわけでございまして、何が?
いやあ、先週の土曜日、甲子園に阪神・広島戦のデーゲーム行ったんですが、ロイヤルシートとかいうとこで見たんです。
これは、内野席の上方にゴンドラ状態で10人定員の個室&観戦席が30室ほど設置されてるものでして、去年まではなかったそうです。
今回の甲子園のリニューアル工事で新設されたもんらしいですね。
で、こいつが一般には入手できない席なんです。
年間買い切りのシステムで大体1,000万円くらいかかるそうですよ。
法人が接待目的で買い決めしてるケースが多いのでしょう。

まあ、とにかく球場の入り口からして一般とは別でして、ホテルのベルボーイよろしく正装した男たちが三顧の礼でお出迎え。
入り口を入るとフカフカ絨毯が敷き詰められた通路を通り専用EVへ。
一直線に最上階で降り、お姉さんたち三顧の礼でお出迎え。
部屋に入るとフカフカのソファで寛いで添えつけの専用ビールサーバーで注いだ麦酒をまず一気飲みでございます。
防音の効いたサッシのドアを開けると球場の喧騒が飛び込んで参りました。
カフカ椅子の豪奢な観覧席が10席。
グランドでは橋下大阪府知事が始球式してました。
ゆったり座り、麦酒三昧です。

いつのまにか試合が始まり、いつのまにか初回でタイガースは3点取られてました。
あとは、部屋に戻り寿司などつまみつつ騒ぎつつ麦酒三昧です。
観覧席と部屋を行きつ戻りつ麦酒三昧。
…連れて行ってた息子たちに揺り起こされ目が覚めると試合終わってました。
初回しか見てませんでした。
シルバーウィークの思い出はこれだけです。
2009年9月24日 (木)
民主政権始動に際して
●できもの
数年前のことだが、お尻の中に、できものができた。
最初は、少々痛いくらいだったが、しまいには歩行の1歩ごとに、脳内に衝撃波が襲う。
辛抱堪らんと、とうとう医者に行った。
「切って膿出すか、薬で治すか」と聞かれ、迷わず「薬」と答えた。
俺は怖がりなのだ。
で、薬を数日飲んだが、まったく良くならない。
仕方なく、再度医者へ。
で、切開することになった。
お尻を丸出しにしてベッドに横たわる。
局部麻酔の注射を穴内部の患部近くに射たれる。
とんでもない激痛。
そして、メスを差し込まれ切開。
地獄のような数分ののち、「見る?」と聞かれて振り向くと、医者が持つ試験管の2/3ほどを満たしたドロドロの黄土色の液体。
「こんなに出たよ」
ああ…すごい…でも、終わった。
地獄は終わったー!
「じゃあ、もう1回絞り出すから」
「…えっ」
その後再度患部をぎゅうぎゅう押され絞られ悶絶した。
1週間後に再度同じことを、もう1回されて、俺は完治したのだ。
そういうものだろう、何事も。
民主党もそれくらいやって欲しい。

●「半島を出よ」
去年読んだ本で最高だったのが、村上龍の「半島を出よ」だったが、映画化されるらしいね。
それはともかく、この本の前半で北朝鮮軍が福岡に侵攻し制圧に成功する過程。
警察・役所・報道などを矢継ぎ早に押えていく迅速さ。
まあ、フィクションと一緒にしてはいけないけど、昨日の民主政権始動のニュースを見ていて、ちょっと連想して感銘してしまった。
まあ、まだ初動段階で先行きはわからんけど、このスピード感だけは持続してほしいなあ。
2009年9月18日 (金)
どんづまり状況の快楽
去年の年末に会社で人をぶん殴って、社内的にずーっと処分が留保されてきたのだが、先月の月初をもってとうとう降格されてしまった。
それまで、まがりなりにも○○長と呼ばれてたのが、名前で○○さんと若い連中からも呼ばれるようになって、なんかフレンドリーな感じで悪くもないわ~
…ってそんなわけないやろ!アホンンダラ!!

なんか、身の置き所がなくなって、あっちにフラフラこっちにフラフラと、わけのわからん半狂いのおばはん連中をあてがわれ、少し言葉で小突いたら医者の診断書もってきて適応障害だと…。

とにかく、何がしかの成功事例を立て続けに挙げるしか、この状況から逃れる道はなにのであるが、昨日も今日も大阪は茶屋町界隈をふらふら彷徨うのである。
よりにもよって、ここはガキどもがのさばるエリア。
俺のような親爺はいづらい。
しかし、やるしかないのだあ!
…と言いつつ昨日は映画館でサボってしまった。
「96時間」の親爺を見て、くそー!俺だってやったるでーっ!
と思えたのも哀しいくらいに一瞬であった。
今日も今日とてネット喫茶でサボってます。
あしたは「グッド・バッド・ウィアード」でも見てさぼろうかしら
…って何考えてるん、俺。
2009年9月9日 (水)
ゲッタウェイ」したい俺の内省的考察
映画芸術」という雑誌を立ち読みしていたら、アクション映画のBEST10みたいなのをやっていて、学生時代の先輩が選者で出てて、10本のなかに「ゲッタウェイ」があった。
この人、「ゲッタウェイ」好きやったのか?
少し、意外であった。

中学1年生のとき、親父に映画に連れてってやると言われて地元の映画館に行った。
親父は俺の分だけチケットを買うと、終わったらここで待ってろと言ってどっかに行ってしまった。大方パチンコしに行ったのだと思う。
その映画が「ゲッタウェイ」で、確か「爆走!」という映画と2本立てであった。2番館だったのだ。
当時、マックイーンは少年たちにとって絶対神に近い存在だったのではなかろうか。少なくとも俺にとっては完璧に神だった。
大脱走」や「荒野の七人」がTV放映され「パピヨン」が鳴り物入りで公開されたばかりだった。
ただ、「ゲッタウェイ」はあまり見たくなかった。
何故なら、アリ・マッグローが嫌だったから。
ヒーロー、マックイーンをたらしこんで離婚に追い込んだ悪女。
だが、映画を観終わった俺は深く内省する。
「マッグロー、めっちゃ可愛い!」
これでは、離婚もやむなしか。
少年の女性観はコペルニクス的転換をする。

その後、この映画をTV放映やビデオレンタルで何度見たか覚えていない。
何ヶ月か前に、D嬢のサイトで生涯の映画ベスト10を問われて答えたとき、教条的にベルイマンフェリーニゴダールや大島とか60年代映画がどうしても幅を占めてしまったのだが、例外的に、この「ゲッタウェイ」と、もう1本「タクシー・ドライバー」だけは外せなかった。
考えてみれば、この2本とも、全てを壊滅させた者がのうのうと生き残る話なのだな。
つくづく俺に潜在する内なる嗜好はヤバいなと思う。
2009年8月21日 (金)
憂鬱な未来へ向けて ~「下流志向」を読んで~
下流志向」という本を読んだ。
とりあえず、自分の少年時代(1970年代)に比べて今はどうだこうだと言うのだけはやめようと思った。

ただ、分析として尊重すべきものだが、一種の諦念のような境地にしか至らないのでは、どうなん?とも思う。
「それは違うんです」と言われても、
ニート」という生き方をを選択した者はゴミのように野垂れ死にすべきではないだろうか…とやはり思ってしまう。
社会保障が健全な運用がされているなら未だしも、崩壊しようとしているのに、意図的にシステムから離脱した者の救済をそこに負わせることが今さら解決なのだろうか。

かつて「地獄の黙示録」という映画で、サーフィンを愉しむキルゴア大佐は空爆部隊への無線で命じる。
「焼き尽くせ!原始時代に戻してやれ!」
俺は夢想する。
大きなカタストロフィが起こり、
多くの寝たきりやボケ老人は一掃され、
不登校のヘタレガキや引き籠りのクソオトナの数割は死に数割は覚醒する。
大震災とかパンデミックがその契機になるかもしれない。

不道徳だが、戦争願望よりマシじゃないか?
2009年8月17日 (月)
心地よき戯言
日本は、新たな経済成長モデルを模索せねばならない…そうだ。
で、内需だと言う。
高齢化社会」・「食料自給率」・「環境問題」が3題話のように唱えられる。
「介護」や「医療」や「農業」や「新エネルギー」等の産業を景気回復の柱にすればいいそうだ。
耳に聞こえは良い。
一石二鳥のように思える。

だが、これらは、相応の公的資金の補助を受けながらも、民間産業として結局は根を張れなかった業種なのだ。
だから、これを軽々しく言う政治家や評論家は
とんでもない「無知」か「無恥」か、でなければ「バカ」だと思う。

人間は浅薄な欲望を充足させるのに対価は払うが、
良識や慈愛に対してはすすんで対価を払おうとはしないものだから。
2009年8月16日 (日)
開き直りの極意
関西でしかやってないCMと思われるのだが、
パチンコホールの「アロー」というとこのCMがある。

女房の後をこっそり通ってでかけようとする親爺。
「どこ行くねん!」
詰問された親爺は、とっさに苦渋の表情で小声で答えるのだ。
「ペチンケンスロッテロー」
「えっ…」
「ペチンケンスロッテロー」
「何?」
「ペチンケンスロッテロー」
徐々に自棄になった親爺の声は無意識に大きくなっていく。

「ペチンケンスロッテロー」ってのは「パチンコ&スロット・アロー」を
ネイティヴ風味で発音したものらしいが…。

苦境に陥ったとき、人は何とかそれを打開しようとするが、そうそう容易に方途が見出せるものでもない。
多くの経験と知識こそが、それを助ける。
しかし、ことが起こったら、悠長なことも言ってられないので、開き直るのも一手であるののだが、アイドル界一の裏番と言われた、かのノリピーでさえ醜態をさらしたように、開き直るのも容易ではないのだ。

「ペチンケンスロッテロー」を呪文のように繰り返す親爺は俺にヒントを与える。
もしものときの為の呪文。
俺も、それが要る。
3日3晩考えた。
そして…
「ケッツァーナカイーノ」

使用例はこうだ。
「起き!」
「…うーん」
「昨夜どこ行っとったん」
「…えっ」
「どこ行っとったん聞いとんねん」
「…」
「あ…」
「えっ」
「ケッツァーナカイーノ」
「何?」
「ケッツァーナカイーノ」
「はあ?」
「ケッツァーナカイーノ」
「…」
攻め手と守り手が主客転倒した瞬間。
えっ、意味って?
公序良俗に反するので勘弁を。
2009年8月14日 (金)
掉尾の一新
7月の初旬。
とあるビルから通りに出た俺は視界の隅を横切った影に何気なく振り返った。
見覚えのある女の後ろ姿。
立ち止まり、ゆっくり振り返る。
「あっ」と思い、「久しぶり」と言いかけた声が喉で止まった。
彼女の視線は俺を向いてるのに、俺の目の後ろにしか焦点が行ってない。
病的な虚無感をたたえた眼。
その眼がゆっくり拡大し、血走った血管が浮き出る。
いや、それは、俺の幻覚だったかもしれないが…。
「さ…貞子やあ!」
あわてて、俺は踵を返して逃げ出した。
その女は、かつて同じ営業所で働いていた事務員で、数年前に異動があり、職場環境が合わずノイローゼで辞めたのだ。
すべての元凶は俺だと言い残して。
その怨みの深さを眼の奥底に見た気がした。
10日。会社の暑気払いの帰り。
駅のホーム転落事故を起こす。(前回の日記)
そんな事は有り得ないと思いつつも、「祟りか?」との疑念が。
とにかく、外で酒を飲むのが怖くなった。
でも、鬱々としながらも日々は流れる。
7月の最終日。
シネスケのL嬢と飲む。
本当は2人で飲みたかったのだが「イヤ」と言われて、大阪シネスケ界の長老N氏にも同席を依頼。
愛を読むひと」「ウルトラ・ミラクル・ラブストーリー」「ディア・ドクター」等を肴に盛り上がる。
まあ、彼女はどうだったのか知らないが、親爺2人は美人と飲めて大はしゃぎであった。
掉尾の一新とでも言おうか。
ドツボの1ヶ月の唯一の華やぎ。
運気の転換点になってくれないかなあ。
2009年8月2日 (日)
死に急いでるわけではないが
4月に生まれて初めて酔って記憶を喪失した体験を書いた。
若い時分から、
「えー!覚えてないわ、酔ってたんで、まーったく、ぜーんぜん」
とか結構言ってはいたが、嘘で、恥ずかしい行為を思い出したくなかっただけで、本当は覚えていたのだ。
しかし、4月の体験は一片の記憶の欠片もない空白の数時間が新鮮だった。

だが、今回、それは恐怖へと変わる。

先週の金曜日。
10数人でまず、居酒屋で飲み、そのあと数人でスナックへ行った。
まあ、かなり飲むのは飲んだ。
新地のスナックを出たのが10時30分。
そこから、翌朝の朝6時まで、完全に記憶が欠落する。
起きたときの腰・背中・後頭部・腕・手の異様な打撲痛。
「いいかげん死ぬよ…死ねば」と吐き捨てる女房の顔。

その間に起こったこと。
皆と別れて俺は駅前第2ビルの地下の立ち飲み屋に行ったらしい。
そこで、別れたばかりの後輩の1人に電話し、来いと言ったらしい。
しかし、しばらくして、彼が言われた飲み屋に行くと俺は居なかった。
電話をすると、「遅いから出たわ」と言ったらしい。
電車に乗り、阪神神戸線、尼崎駅で乗換のため降りる。
電車を待つ間に、どういう次第でそうなったのか知らないが、
俺は後ろ向きにホームから線路に落ちた。
駅員たちがかけつけ、俺は担ぎあげられ、救急車に乗せられ病院に搬送された。
CTスキャンで検査したが、とりたてて頭部に損傷は無く、
一方で、自宅から女房が呼ばれて来た。
待合室で待つ間、俺は受け答えはしていたらしい。
そして、床に激しくもどした。
タクシーで家に戻ったのが1時30分。

完膚無きまでの3時間のブラックアウト。
まあ、線路に落ちるタイミングが一歩間違ってれば、アウトだった。
人と意志的に会話してるのに、
又、身体的激痛を覚えているのに、
何も一切記憶にないというのは…。

怖すぎる。
年齢的なことか、2年前の脳梗塞の後遺症か
どっちにしても、長生きできそうにない。
しかも、ろくな死にかたできそうにない。
2009年7月14日 (火)
ミニスカとキャミに見る時代考
保守的であることがいけないわけではないが、
度が過ぎるとかわいくない。

革新を重ねてきた潮流を逆行させる現象が、今の日本で散見されるようになってきた。
嘆かわしいことだ。

はっきり言おう。
女性のファッションのことです。
①ミニスカートをせっかくはいてるのにレギンスとかいうのをはく。
②キャミソールをせっかく着ているのにTシャツを着ている。
こういうのは、いじましくはないだろうか。

見せたいのか見せたくないのか揺れ動く乙女心の表象であれ、打算が垣間見える。

蚊に噛まれてかきむしった跡がみっともなくても生脚。
腋毛の剃り跡がポチポチしてても素肌。
もっとさらけだすのだ!!

でないと、この日本。
本当に駄目になっちまうよ。

昭和の40年代の日本では、
40代、50代、60代のおばはんまで皆、大根脚さらけだしてミニスカートだったのです。
シミーズの裾をスカートからはみ出させ、ババブラの紐も見えまくりでした。
今の時代、そういう大らかさがあってほしいなと思うのです。
そうすれば、どれだけ多くの男どもが救われるでしょう。
無差別殺人も減る思います。

えっ?お前がまず、さらけ出せって?
俺は既に存在自体が恥さらしなもんで…。
2009年7月8日 (水)
最近わからない2つの事柄
ハトヤ
どうも今いちわからないのだが、
いや、民主の鳩山代表の政治資金の件なのだが、
何があかんのでしょう?
いや、自己資金をAさんBさんCさんからもらいましたと記載しただけで、
そりゃ、虚偽記載と言えばそうなのだが、
それは、本質ではないだろう、と思うのだ。
見返りを伴う贈収賄性が問題なんでしょうに。
「不人気で個人献金があまりにないことを秘書がみかねて…」
って嬉し哀しいまでの自虐性を吐露する彼。
俺は好きやね。

②ヒガシコクバル
もひとつわからないのは、
東国原知事の件なのだが、
「総裁候補にするなら自民から出てやる」と大真面目に言った時点で、
彼の政治生命は終わらないといけないのじゃないか?
一瞬、唖然として沈黙しても、そのあと轟々たるパッシングが始まるだろう
と思ったら、どうも、そうならないみたい。
なんなん、マスコミ。
揃いも揃ってチ○チ○ついてないのかね。
県の物産のPRが関のやまの半チクタレントじゃないの。
2009年7月2日 (木)