2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧
★★★★★ 1980年12月7日(日) SABホール ヒッチ的マクガフィンと等価の「バラのつぼみ」。ケーンはウェルズに本気で語られる対象ではなく、己の内の圧倒的表現渇望を吐露する方便でしかない。真の天才とキャリア終焉期の老獪な撮影者との邂逅。パンフォーカス…
★★ 2018年4月19日(木) 新世界国際劇場 ラリー・チャールズの映画は、「ブルーノ」しか見てないのだが、あれは傑作だった。 なんというか、胆の据わり方がハンパなくって、殺すもんなら殺してみやがれっていう開き直りがたまらんかった。 「ブルーノ」を含…
腰痛はここ10年20年しょっちゅうのことやったので、又かくらいにしか思ってなかったのだが、今回、左脚の太腿と膝に痛みが伝播して痛さのあまり歩行も困難になった。仕方ないので医者に行くと上記の病名(うろ覚えです)を言われた。椎間板ヘルニアとか…
★★★★ 2025年7月21日(月) シネヌーヴォ 大戦下の呵責ない野戦病院の惨状が延々と続く。相当にキツいが、そこまでやらないと、この物語は成立しないいう増村のドグマを感じる。 極限下に於ける男と女のエロス。と言えばよくあるテーゼであるが、若尾文子と芦…
★★★★ 2025年7月14日(月) プラネットプラス1 「赤ちゃん教育」や「モンキー・ビジネス」の系譜を継ぐホークス後期のスクリューボールコメディだそうだが、全然期待してなかった割には相当に面白かった。 まず、タイトルバックのデザインがメチャクチャ粋で…
★★★★ 2025年7月14日(月) 大阪ステーションシティシネマ5 全体の尺の凡そ2/3がホテルの展望ラウンジの高級レストランという限定舞台。と言えばあんまり予算もかからなさそうだが、マイケル・ベイが制作に参与してることからも想像がつくゴージャス&品…
★★★★★ 2015年1月11日(日) MOVIXあまがさき1 モロCGに依拠する題材だが、アクションを描くに距離・空間の活用(ビル屋上での対峙)や編集・アングルのダイナミズム(高架下での戦い)を用い古式床しい映画術の王道を踏襲してる。充分に情緒的なのにベタ…
★★★ 2018年4月14日(土) シネリーブル梅田3 「ヒューゴの不思議な発明」と同じ原作者のものであるらい。 あの映画も、俺は全くダメだったが、これもイマイチです。 どうも、原作者はメカニカルな意匠に関心が高いらしく、今作でも博覧会に出品されたニュー…
★★★★★ 1980年11月23日(日) 梅田東映パラス 単に社会事象への問題提議の映画だったら、ここまでの感銘は無かろう。親が子を想い子が親を想う様を緻密なディテールで積み重ね、それこそが事の本質と言ってるかのようだ。ベントンの演出は精緻を極めアルメンド…
★★★ 2015年5月17日 シネヌーヴォ 上原の下衆ぶりに呵責が無く冷徹な視線は透徹されてるのだが、反する2人の感情ベクトルが嫁不憫・義父優しいの域を出ないので生煮えである。その奥底のマグマを対置的に照射すべき山麓の静謐が演出的にこなれていない。際ど…
★★★★ 2018年4月14日(土) 大阪ステーションシティシネマ9 チャーチルの歴史的評価を知らないので、ここに描かれたことは話半分くらいにとの抑制が働く。 だいたい、この大戦の当時の趨勢から見て、彼の判断が正しかったのか疑問だろう。 たまたま、米国の…
★ 1978年12月28日(木) ダイニチ伊丹 制作当時でさえアナクロであった純情男の恋がヘナチン男なのに簡単に成就してしまうのが温すぎ、しかも、それをクド過ぎる吉幾三とカルーセル麻紀をサブストーリーに配し縁取るとあっては見てるのが一種の苦行にさえ思え…
★★ 2025年7月14日(月) テアトル梅田3 昔からこの映画の評価が高いことは知っていたので、今回の再公開を大層に期待して見に行ったのだが、やはり経年劣化は避けられなかった。落胆した。 同じ原作が後年「ペイバック」のタイトルで映画化されて、あんまり…
★★★★ 2015年5月11日(月) シネリーブル梅田4 語り尽くされた戦争だが、それでもその発端部分はそれほど言及されている訳でもない。対戦の終結から10数年、戦勝の余韻冷めやらぬムードの一種の華やぎが記録されたフィルムこそ貴重かもしれない。過ちは幸…
★★★ 2018年4月14日(土) シネリーブル梅田1 こういうことを言いたいなら、主人公の設定はどうにかならなかったのかって思う。 冒頭、刑務所に収監中の男と結婚。 男は出所後、悪行から手を引いたらしいが、それでも胡散臭い連中と付き合いがある。 女も体…
★★★★ 2025年7月9日(水) 大阪ステーションシティシネマ7 伊藤博文を暗殺した安重根は抗日の英雄だったのが、今や反日のアイコンになってしまった、ってのもあり嫌韓右翼がギャーギャー言って上映反対するのかと思ったら何だかあっさり静かに上映されました…
連日 酒を飲みまくり 肴は何でも食いまくり マイクが来ずとも 奪い取り 何曲も飽かず がなり倒す 妻には不興面しか見せないで 子どもに愚痴を浴びせかけ 男の嘆きは悪酔いで 酒場の中がささくれる 目立ちたがりで はしゃぎまくりで 似合わぬことを無理をして…
★★★★★ 2018年4月7日(土) 梅田ブルク7シアター7 子供が失踪するというモチーフ。 桐野夏生の小説「柔らかい頬」や韓国映画「シークレット・サンシャイン」を想起する。 しかし、それらのように形而上的な世界観に突入するわけではない。 あくまで、リアリ…
★★★ 1979年8月25日(土) SABホール 物語を通して何かを提起するというよりドキュメンタリズムの荒削りな即物性の生々しさをフィルムに刻印することで完結してしまっている。小宇宙での内ゲバではなく、社会性の中での善悪や正邪の相克といった相対化の試み…
★★★★ 2025年7月9日(水) なんばパークスシネマ11 「あさま山荘事件」が俺が小5、「三菱重工爆破事件」が中1の時だからうっすら覚えてるだけで学生運動とは無縁世代です。大学1年の時、クラブの夏合宿の討議で、秋の学祭で学生会館を占拠してオールナイ…
★★★ 1980年12月5日(金) ビック映劇 カザンやローガン作に比べてコクがないうえに扇情的要素が露骨ではあるがインジ的米南部片田舎の閉塞感の環境描写は節度があり良い。時代もあり事後の主人公の変容は控えめだが、それだからこその決然とした行為が浮かび上…
★★★ 2015年3月28日(土) シネヌーヴォ 捕食し噛み砕き感化し変質させる個人史や民族史や国家史の暗喩だとしても野菜人間初出の衝撃は瞬く間に薄れワンアイデアを繰り返す芸無さが惜しまれる。有名な騙し絵の野菜公爵との近似も価値減殺か。粘土の2話・3話…
生年:/// kenironkun.hatenablog.com
★★★★ 2025年7月7日(月) プラネットプラス1 バーバラ・スタンウィックの映画を何本か見てるが、こんなに可愛いかったっけ言うくらい彼女が良い。あと、ウォルター・ブレナンも相変わらずえーなぁ。 捏造されたトリックスターの話である。傀儡の人形だった…
★★★ 2025年7月9日(水) なんばパークスシネマ3 2025年7月5日を過ぎてから見たので、証文の出し遅れ感もあったが、津波パニック映画でなくホラーだった。サギやー。それでも、低予算のこの手のジャンルムービーが意欲のある作家のやりたい放題登竜門だとの…
★★★ 2025年7月7日(月) Tジョイ梅田5 「ヘルボーイ」なるものを映画でも当然原作でも見たことなく、馴染みがないのでこいつ何者?との思いがあったが、「えーもん」なんやとわかるのにそんなに時間はかからなかった。おでこの上の切り株みたいのも、赤ち…
★★★★★ 1979年2月10日(土) 伊丹ローズ劇場 大島が政治的・社会的メッセージを枠外に置いて狂気や煩悩からも遥かな地点に咲かせた人間の絶対善性。しかし、無垢であることはそうでないものを狂わせていく。人間の救い難い性を撮影所システムの残り香を駆使して…
★★★ 2015年5月11日(月) 新世界国際劇場 殺陣はハイスピードで引き延ばされた技炸裂が呵責が無くてそれなりに魅せるのだが、どうにもこの主人公がゴールドマン脚本による為ニューシネマチックにモラトリアムで融通が利かない。その辺ウェストの筋肉脳で理解…
★★★★ 2018年4月7日(土) 大阪ステーションシティシネマ7 俺はリュック・ベッソンの「愛」に対する価値基準には余りに能天気で全く同意するわけではない。 しかし、彼の子供脳による宇宙人のイメージには目を見開かされる。 例えば「スター・ウォーズ」に出…
★ 1979年10月 トーエイ伊丹 山本と大島とヴィスコンティの間で揺れ惑うに降旗では凡庸すぎ。多分に壮大だったたらしい意欲的題材なのに末端ファクターのテロリストや近親相姦がらみの愛憎劇で幕間をつなぐしかなかったのが情けない。それは上辺と拮抗してこ…