男の痰壺

映画の感想中心です

2020-12-01から1日間の記事一覧

孫文の義士団

★★★ 2011年9月23日(金) 新世界国際劇場 ものすごく生真面目すぎてしんどく、情に溺れたヒロイズムにも退く。雌伏の期間のアンチドラマチックなグダグダは、成程「忠臣蔵」との類似の指摘が頷けるかったるさ。贋流役者の中の真剣ドニ-が傍流的役回りなのも…

探偵物語

★★★★ 1983年9月27日(火) 三宮東映プラザ 思春期少女のロスト・ヴァージン願望が息苦しいまでに画面に充満し、又ひろ子がそれに完璧に同期した感があり腐りかけの夏蜜柑のように切ない。だが、優作がタコ吸盤の唇で吸い尽くし世界を終焉させる。故に少女は旅…

電人ザボーガー

★★★★ 2011年10月22日(土) 梅田ブルク7シアター4 オリジナルに敬意を表しつつパロディとして再構築する技量に於いて前人未到の域に迫っている。一本調子でダレる井口だが2部構成でクリア。若手2人のド暑い好演と変態老優2人の間で分が悪い板尾を巨大愛…

映画年間概観 2006

2006 映画 今年、劇場で見た映画が55本。相変わらずの低調ぶりで、尚且つ金が無いものだから、どうしても安物映画ばかり見てしまう。3本立て1,000円とかそういうたぐいのだが、これが悉く外れた。以前は、このころになると、自己評価はともかく…