男の痰壺

映画の感想中心です

エレクトラ

★★ 1978年4月1日(土)  SABホール
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荒涼そのものの風景の中で展開する本家本流ギリシャ悲劇はゴテゴテと修飾された現代演劇を太古の起源に遡るプリミティヴさで、それだけに、物語のパッションを共有できないならば只管に苦役とも思える忍従の時間を強いられる。屋外演劇めいたそれは正直退屈。(cinemascape)