男の痰壺

映画の感想中心です

儚き日々 メランコリック・ダイアリー

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人の一生の儚さを思い日々メランコリックな憂愁に耽る俺なのだが、秋という季節の1年が過ぎゆく実感がそうさせるのであろうか。体調もすぐれず、体のあっちこっちが加齢のせいもあり軋み始めているのも沈鬱な気分を倍加させる。頻尿と便秘が精神を蝕み、頭皮の脂漏性皮膚炎が心を軋ませる。痒くて何十年振りかで刈り上げにしてみたが絶壁を目立たせるだけであった。

 

昨日、久々に日曜が休みであったが、そんなわけで気持ちが上がるわけもなく、何日か前にはこの日プラネットでやる映画「ジェニーの肖像」と「ローラ殺人事件」はマストだと思ってたのだが、気持ちに反して体は動きそうになかった。仕方ないから朝の8時くらいから焼酎をロックで飲み始め10時ごろからうとうとして夢を見た。

 

どこか大きな寺院の仏殿に迷い込むと、そこには多くの女子高生が修学旅行かなにかで来ていて、戸惑う俺にその中の1人が話しかけてきた。俺は何か大きな問題を抱えていて、話しかけてきた子は俺にタブレットで何処かの何かを映して見せてくれた。それが何だったか思い出せないが、問題が解決される何かだったようだ。彼女はにっこり笑って俺を見つめている。どうも俺が知ってる子みたいで、めちゃ可愛い。俺は「おーっ、ほんまありがとう、お礼に今度、飯おごったるわ」と言おうとして目が覚めた。

 

残念だったけど、それでも、なんか少しだけ幸せになり気分が上がってきた。女房に昼からどないすんねんと聞き、しんどいから勝手にどこでも行って来、との返事を期待したが、スーパー行くから一緒に来いと言われ、苦肉の策の条件交渉の末「ゴジラ」の新作も見ることを抱き合わせた。プラネットは惜しかったが、こちらも映画評を見る限り高評価であり見たかった映画だったのだ。

 

尼のシネコンで見たのだが、終わって出てくると窓に尋常じゃない人集りがあり、なんじゃ事故か事件かと隙間を縫って見下ろすと、公明党議員の立ち会い演説に応援で小泉進次郎が来てるのだった。窓辺の女たちは大騒ぎで「こっち見てー」「見てくれたーキャー」と手と足を振りまくっている。女房も御多分に洩れずで1階まで降りると人混みを掻き分け進もうとするが、何せ人多すぎで又警備も相当で行く手を阻まれる。

維新と公明の選挙協力が解消されて、次期衆院選では公明の地盤に対抗候補おっ立てられるので必死なんでしょね。ざまーみさらせと思う俺であったが、初めての生・進次郎の演説は正論で押して流石やなと思わせるもんがありました。選挙が決まって何かをするのではなく、選挙が決まるまでに何をし得たかで評価してほしいってのは本当その通りや思います。

 

夕方、6時半から日本シリーズ終戦だったが、30分見たところで冥界に落ちる。もう、さほど阪神に関心もない。38年前のバックスクリーン3連発は、当時、会社の寮の食堂のテレビで後輩たちと見ていたが、その衝撃と興奮は今でも思い出せるんですけどね。