男の痰壺

映画の感想中心です

2024-05-02から1日間の記事一覧

牝猫たち

★★★★★ 2017年3月6日(月) シネリーブル梅田4 日活ロマンポルノでなく、今村や浦山が一線で頑張っていたころの映画のよう。 女に対する視線が冷やかそうに見えて、しぶとく探求的なのだ。 3人の女の3様な顛末という図式は陳腐ではあるが、内実が豊穣。 脳…

のらくら

★★★ 1975年4月2日(水) 北野劇場 お決まりの浮浪者チャーリーの部分よりアル中ブルジョワに扮した部分の方が笑えるのは、明朗ギャグで最底辺から権力を穿つポーズより権力層内でのヒエラルキーをシニカルに露呈してみせる方が間尺に合ってるからだろう。これ…