男の痰壺

映画の感想中心です

2021-12-06から1日間の記事一覧

ブロークバック・マウンテン

★★ 2006年4月21日(金) シネリーブル梅田2 隔絶された2人だけの理想郷が何十年も煌き続けるにしては、恋の形成過程が早急に過ぎるのを始めそこでの心理的駆け引きが薄い。代りに写真のように綺麗なだけの風景描写を積み重ね自己満足している。アン・リー…

牯嶺街少年殺人事件

★★★★★ 1992年9月30日(水) シネマヴェリテ 事件に至る経緯の解明にせよ反動と保守が入替わる自国史にせよ不良少年グループの抗争にせよ題材としては目新しくもないが、個々の枝葉のリアリズムが絡み合い森林を形成するように嘗てあった時代を包括的に現出させ…

ブラザーズ・グリム

★★★ 2006年3月24日(金) トビタシネマ 敢えて「グリム兄弟」と題したのにエッセンスとしてさえ介在ざれぬ「童話」。その時点で遣る気の無さが匂いたち退く。成功作『スリーピー・ホロウ』の記憶冷めやらぬ時期の同工異曲2番煎じゴシックホラー。唯一、高所…

関根光才 Kosai Sekine

生年:1976// kenironkun.hatenablog.com

ルチオ・フルチ Lucio Fulci

生年:1927/06/17没年:1996/03/13 kenironkun.hatenablog.com

黄昏のユニコーン

「僕らの自由を〜僕らの青春を〜」 「おっ」 「〜げさに言うのならば〜きっとそういう事」 「〜なんだろか、モラトリアムモードっすね」 「お前さ、ユニコーンって聞いたことあるか」 「えーまあ、でもこれは民生のソロっしょ」 「なに言ってんだよ、ユニコ…