男の痰壺

映画の感想中心です

2023-02-10から1日間の記事一覧

ジャック

★★★★ 1997年4月6日(日) 岩国国際劇場 大人の姿の子供にロビン・ウィリアムズと聞いただけで食傷感を覚えるが、彼の毛深さが思いの外に主人公の悲哀を際だたせる。対する母親にベタつかないダイアン・レインを持ってきたのも正解。導入シークェンスの乾いたセ…

ランナウェイ

★★ 1999年4月17日(土) 天六ユウラク座 製作を仕切ってお手盛り御用監督のもと天狗になっちまったクリス・タッカーが透けて見えそう。結果、素材としてのアナーキズムは雲散した。当然ながら拮抗するテンションはシーンには無いので2人揃って凡庸なストーリ…

ファーゴ

★★★ 1997年4月27日(日) 山口県教育会館ホール 多義的状況を描くのでなく一応主人公と目されるメイシーが存在するというジレンマが解消されぬので茫漠。2人組の掛け違えた歯車が狂っていくのでなく根っこからゲスで狂ってるので単線的であるし女性署長の好人…