男の痰壺

映画の感想中心です

ディーパンの闘い

★★★★★ 2016年2月12日(土) 大阪ステーションシティシネマ

為にする疑似家族が心を通わせいく過程も十二分にセンシティブだが、平穏を装うその彼と彼女の危うい均衡は一瞬にして崩壊するという刹那感が漲っている。内戦によるトラウマを映画は直接には描かぬが、感情の奥底の律動と覚醒を象のイメージが不気味に表象。(cinemascape)