男の痰壺

映画の感想中心です

キャロル

★★★★ 2016年2月27日(土) TOHOシネマズ梅田10
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くすんだ背景に2人の服だけが色調を帯び浮かび上がる玩具売場。文字通りの一目惚れを演出する発端だが、以後、世間から離反していく2人の意匠としての衣裳が際立っている。導き導かれるかのような関係が『ジュリア』の変奏形みたい。ただ、いささか淡泊だ。(cinemascape)