男の痰壺

映画の感想中心です

ゴースト・イン・ザ・シェル

★★★ 2017年4月9日(日) MOVIXあまがさき7
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攻殻機動隊」を20年前一応見ているのだが、まあ当時もなんかようわからん
…というのが正直なところであった。
で、今回だが。
わかりやすーい!
ってことは、時代が追いついたのか、はたまた俺が?
ということで、アニメ版のあらすじを探して読んでみたら、全然ちゃうやん。
もうちょいオリジナルは高踏的で哲学っぽい。
 
大体、少佐(スカヨハ)=素子をクゼ=人形使いとかつての恋人同士ってしちまった時点でダッセー。
絶対悪=ハンカ社ってのが悪辣企業をターゲットにしときゃあってことで単細胞っす。
そして、最後に命令無視してみんなーやっつけろーって言うアメリカン展開であります。
 
序盤に出てきた芸者ロボの動きが「たたり神」または「顔なし」っぽくて宮崎リスペクトです。
このあたり、ちょっと期待したのだが…。
 
たけしは自分だけ日本語可の甘い条件下でなお台詞を全く自分のものに出来てない。
その点、桃井かおりは大したもんだわ。
 
高踏的哲学っぽさは過去の因縁話が加味され融解し絶対悪は悪辣企業で最後にはやっちまえーのアメリカン単細胞展開。芸者ロボの宮崎チックな動きのみ良い。たけしは日本語可の条件下で尚台詞を全くものに出来てない。その点かおりは大したもんだ。(cinemascape)