男の痰壺

映画の感想中心です

叫びとささやき

★★★ 1980年3月5日(水) 毎日文化ホール

モノクローム表現主義に傾倒してきた映像作家が虚飾を脱いで彩色世界で曝け出した女性観が血の色だというのが生々しくキツい。手法の変化という以上にベルイマンの内なるミソジニーが全開された転換点。だが先鋭的な神秘主義が後退したのが物足りない。(cinemascape)

 

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