男の痰壺

映画の感想中心です

2018-10-12から1日間の記事一覧

舞妓はレディ

★★★★ 2014年10月6日(月) TOHOシネマズ梅田7 エッジ効かせるなんて野暮どすえと言う映画内コンセプトを作劇にも応用したか知らんが絶妙の緩さ。萌音ちゃんの垢抜けし行く様は本家を遥か凌駕しオジサンの萌え心を擽り、スペイン平野は京都盆地に時空を…

★★★★★ 1980年12月25日(木) 梅田東映ホール 16ミリブローアップによる痴漢シーンの即物感に対し後半の軍艦島のスタティックな叙情。閉じた世界で煩悶する魂を高田昭の撮影と一柳慧の音楽がバックアップし開放に導く。被写体を周囲の状況から切り取り凝視し…

クレイジー・リッチ!

★★★★ 2018年10月6日(土) 大阪ステーションシティシネマ7 セレブの恋愛沙汰なんか真っ平御免だし見たくもないのだが…見てみりゃ、おもしろいでやんの。 やっぱり、ハリウッド映画ってのは脚本で徹底的に練り込むんやろね。 そういうプロデューサーがごまん…

ファーナス 訣別の朝

★★★★ 2014年10月12日(日) MOVIXあまがさき2 「行くか叔父貴」「うむ」と阿吽の呼吸の後『残侠伝』的破綻へは向かわぬところが美点でもあり糞詰まり的でもある。『ディア・ハンター』ライト版な展開も既視感バリバリだが、それでも素晴らしい。最高な…

メル・ブルックス 新サイコ

★★ 1980年7月16日(水) 伊丹グリーン劇場 本気汁で撮られた映画をパロるのなら本気で撮ってパロって欲しい。思いつきのアイデアを弛緩した適当さで見せられ続けるのは苦痛。「B級西部劇」や「怪奇映画」に対する程には強固な愛がヒッチに対しては無かったっ…

散り椿

★★★ 2018年10月6日(土) 大阪ステーションシティシネマ3 木村大作について名カメラマンという表記を見るにつけ、ほんまいかいなと思うのである。 彼は70年代の大作ブームに乗っかって重宝されたわけだが…。 「八甲田山」では過酷な冬山での撮影を貫徹し…