男の痰壺

映画の感想中心です

アタラント号

★★★★ 1981年5月21日(木) 関西学院大学学生会館大ホール

                   1992年5月10日(日) ルネサンスホール

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上流から下流へ田舎から都会へと小さな船で下って行くってのがミソで、流れる景観は開放と希望を表象する。船内密閉空間でも気の置けぬ爺さんとガキに囲まれ若夫婦を包む慎ましくも幸せな共同体幻影。幻影が失われた時代だからこそ、このユートピアは切ない。(cinemascape)

 

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